今秋の初陣となった侍ジャパンが、広島との練習試合で18安打14得点を挙げ、打ち合いを制しました
試合は特別ルールのタイブレークで行われました
投手陣に浮き彫りになる課題
試合では投手陣に明暗が分かれており、MLBの滑りやすいボールやピッチコム(ピッチの呼び出しシステム)、ピッチクロック(投球時間制限)といった新たなルールに対応する中、先発の平良選手と2番手の大勢選手は危なげなく無失点で試合を終えました井端監督も「経験者なので余裕を感じました」と両選手への信頼を示しました
隅田の苦戦
一方で、WBC本番での第2先発として期待されている隅田選手は、3回から登板しましたが、2回2/3の間に9安打9失点5四球と苦しみました約1カ月半ぶりの実戦となり、実戦感覚が戻らなかったことが原因とされています
「ボールはそんなに変な感じはなかったが、間隔が開きすぎて難しかった」と反省を述べました
他の投手の活躍
その後には金丸、西口、森浦、藤平選手が無失点投球を披露し、アピールしましたが、自責点1を伴う2/3回4安打2失点とした松山選手は力負けを認めつつ、悔しさをにじませました井端監督の信頼
それでも、井端監督は隅田選手のパフォーマンスについて「気にしていない」とし、ストライクが入らない状態ではなかったことや、まだ時間があることから今後の成長に期待をかけています「しっかりやってくれると思っています」との言葉があり、選手たちへの信頼感が伺えました
今回の試合では、侍ジャパンが広島に勝利したものの、特に投手陣に課題が浮き彫りになりました。特に隅田選手の投球は、実戦感覚の欠如が懸念材料です。ただ、井端監督の信頼が選手たちの成長の鍵となる可能性があります。
キーワード解説
- ピッチコムとは? ピッチコムは、投球する際に捕手が投手に指示を送るためのシステムです。これにより、プレーのスピードが向上します。
- ピッチクロックとは? ピッチクロックは、投手が次の投球を行うまでの時間を測る装置です。この制限により、試合のテンポが良くなります。

