ソフトバンク大山凌投手、メンタル面の強化と家族のために奮闘する姿勢

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ソフトバンクの大山凌投手(23)は、今年2月に長男が誕生したことをきっかけに、野球への思いが一層強まっている

彼は「家族のために頑張りたい」と語り、多くの選手が重要視しているメンタル面のスキルアップにも力を入れている

プロアスリートにとってメンタルパフォーマンスは極めて重要な要素であり、自分を信じる力の向上に取り組んでいる

シーズンの振り返りと自身の課題

2年目の今季、大山投手は1軍で26試合に出場し、防御率2.35という成績を残した

この中で9試合連続無失点を記録するなどの活躍を見せたが、8月3日に出場選手登録を抹消されることとなった

彼は、「投げている感覚が良くなく、悪いなりにも抑えていた」と回顧し、監督やコーチの期待に応えるレベルには達していなかったと感じている

メンタルコーチとの取り組み

再昇格を果たすには何かを変える必要があり、大山選手は2軍での試行錯誤を通じて、自分に必要な「自分を信じる力」の重要性に気づいた

メンタルパフォーマンスコーチの伴元裕氏(40)の助けを借りて、思考を整理し、自分自身の投球スタイルやシーズンに向けた目標設定に取り組んでいることが、彼の成長を助ける素材となっている

家族との絆

また、大山選手にとって子どもは絶えず彼を支える存在であると共に、柔らかい思考を育むきっかけにもなっている

「天使」と称する長男が帰宅すると、彼を見つけてテンションが上がる様子を語り、守るべき存在ができたことが自身の練習にも良い影響を与えていると感じている

未来への抱負

大山選手は、周囲から「力強い直球」を持つ投手として評価されており、その体格とトレーニングが全身を使った投球に繋がっていると考察している

来季に向け、自分を信じる能力の向上とともに、“困ったら大山”と頼られる投手を目指していく方針を示した

選手のプロフィール

大山 凌(おおやま りょう)
2002年(平14)3月27日生まれ、栃木県出身の23歳

小学2年から野球を始め、中学では栃木下野リトルシニア、高校は白鴎大足利でプレー

東日本国際大では南東北大学リーグで通算29試合登板し、13勝2敗を記録

22年春に最多勝とベストナイン、23年春には最優秀投手賞を受賞

大山凌選手が今季の経験から明確に課題を見出し、来季へ向けたメンタルとスキルの向上に取り組んでいる様子が伝わってきます。特に家族の存在が彼にとって大きな支えとなり、新たな意欲を引き出している点が印象的です。プロアスリートとしての成長過程を見せる彼の姿勢が、今後の活躍を期待させます。
キーワード解説

  • メンタルパフォーマンスとは?アスリートが成功するために必要な心のトレーニングのことで、自分を信じる能力やストレスへの対処法を含む。
  • 防御率とは?投手の成績を示す指標で、投球回数に対する自責点の数で計算され、数値が低いほど優秀な成績を示すとされる。
  • 直球とは?最も基本的な投球スタイルで、速さが求められる。打者に対して最も直接的な攻撃を仕掛ける球種である。

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