巨人・川相昌弘コーチ、若手選手の育成と守備の立て直しに全力を注ぐ

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巨人の秋季キャンプが行われる中、川相昌弘一軍ディフェンスチーフコーチ(61)が選手指導に情熱を燃やしている

キャンプでは「いい天気ですね」と声をかけると、「僕はノー天気だよ」と返答し、選手たちを和ませる一幕もあった

川相コーチは練習中、選手を励ます声を絶やさない姿勢が目を引く

特にバント練習では、2年目の佐々木俊輔選手や1年目の浦田俊輔選手に「頑張れ、ダブル俊輔!」と声を掛けるなど、選手同士の結束も大切にしている

また、守備練習では自らノックを行い、若手選手が捕り損ねると「打球はカネだと思え、カネが落ちていくぞ!」と昭和的な熱血指導を展開

この姿勢は、歴代名将の「グラウンドにはゼニが落ちている」という言葉を彷彿とさせ、ハングリー精神の重要性を再確認させる

巨人は現在、主力選手を失う危機に直面している

岡本和真選手がポスティングシステムを利用してメジャーへ移籍する見込みが高まっており、その穴を埋めるためにも若手選手の育成が急務である

川相コーチは「岡本が抜けた場所を誰かが補うには1人では足りない」と語り、複数の選手が代わりに必要と強調する

昨年、川相コーチが一軍内野守備コーチを務めた際、チームはリーグ最少の失策数(58個)と最高の守備率(99.0%)を記録

しかし、今年は二軍野手総合コーチに配転された結果、失策数は78、守備率は98.6%といずれもリーグワーストとなっている

この変化がリーグ優勝を逃した一因ともされている

川相コーチは「今年のエラー内容を見た限り、内野だけでなく外野にも多くのミスがあった」と分析し、内外野の連携プレーの改善が必要であると述べている

選手の技術向上のための時間をかけた練習や、走塁、投手の守りの練習にも力を入れ、チーム全体での底上げを図っている

来季は巨人のさらなる“チームの底力”に期待が高まる

川相コーチが秋季キャンプで若手選手の育成と守備強化に力を入れている様子は、プロ野球の未来を担う選手たちにとって大変重要です。経験豊かなコーチが自ら体を動かし、選手たちを叱咤激励する姿勢は、若手選手にとって貴重な学びの場を提供しています。特に、失策数が増えたチームの状況を踏まえ、連携の重要性を再認識させる取り組みが期待されます。
キーワード解説

  • 秋季キャンプとは?プロ野球チームがシーズンオフに行う練習で、選手の技術向上やチームの戦略を見直すための重要な時期です。
  • ポスティングシステムとは?メジャーリーグへの移籍を希望する選手が、所属チームに特定の条件で交渉を求められ、他球団からの入札を受ける制度です。
  • ハングリー精神とは?困難に立ち向かうための強い意志や、成功への渇望を表す精神で、スポーツの場面でも大切にされる考え方です。
  • 守備率とは?チーム全体の守備の正確さを示す指標で、守備の成功数を守備機会で割った数値です。高い数値は堅実な守備を意味します。

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