ジャリエル・ロドリゲス、2026年WBCでキューバ代表入りに意欲
元中日ドラゴンズの投手、ジャリエル・ロドリゲスが、現在所属するメジャーリーグ球団ブルージェイズから、来春に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2026年大会でキューバ代表として出場する意向を示している彼は2023年の大会後に亡命騒動を起こし、キューバ政府の制裁を受けていたが、最近の報道によると、その制裁の緩和が協議されている
米国のポッドキャスト番組『WBC Central』の司会者であるショーン・スプラドリング氏は、自身のSNSで、「MLBとの契約を確保するために中日との契約を一方的に破棄したロドリゲスだが、それでも2026年WBCに参加する可能性がある」と発言した
キューバ系メディア『The Cuban Baseball Digest』によれば、キューバ野球連盟(FCB)と政府はロドリゲスの制裁緩和を慎重に検討しており、ロドリゲスも「再び母国を代表したい」と強い意志を示している
ロドリゲスは2022年に中日で56試合に登板し、防御率1.15、39ホールドと前年最優秀中継ぎの称号を受けた
しかし、2023年のWBC出場後、メジャーリーグへの移籍を目指し亡命を選択、同年はプレーすることができなかった
オフには中日から自由契約となった
さらに、ロドリゲスの亡命に関してキューバ野球連盟は「契約に重大な違反があった」との声明を発表し、契約破棄による賠償金を1000万ドル(約15億4000万円)要求すると伝えた
今年のシーズンでは、ロドリゲスはブルージェイズで中継ぎとして66試合に登板し、14ホールド、防御率3.08という成績を残したものの、ワールドシリーズではロースターから外れた
彼がWBCで出場できれば、キューバの戦力に大いに貢献することが期待されている
キューバは2026年大会の1次ラウンドでプエルトリコ、カナダ、パナマ、コロンビアと同じプールAに位置する
ジャリエル・ロドリゲス投手のWBC参加意思表明は、国際大会におけるキューバ野球の将来に大きな影響を与える可能性があります。彼の過去の経歴や経験は、若い選手たちにとっても大きな手本となり得るでしょう。
キーワード解説
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