合宿中の選手たちは、3月に予定されているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準備を着実に進めています
この日は、前日に練習試合で登板しなかった中日の高橋宏斗(23)がブルペンでのピッチングを行う一方で、練習試合に出場した金丸夢斗(22)は臆することなく投球に臨みました
金丸は5回途中から登板し、2回1/3を無安打無失点に抑えました
金丸は「練習試合でも緊張感はありましたね
ユニフォームが違うと緊張感が違いました」と述べ、環境の変化を敏感に感じた様子を見せました
金丸はまた、メジャーリーグベースボール(MLB)公式球の感触についてもコメント
「試合の球の方が投げやすかったです
滑りについては特に感じなかったですね」と述べ、球質に対する順応性の高さを示しました
さらに新しい技術であるピッチコム(捕手と投手間のサイン伝達を電子機器で行うシステム)やピッチクロック(投手が投球するまでの制限時間)についても、「自分なりにいいアピールができた」と満足そうな表情を浮かべました
この日、ブルペンに入った高橋は、「帽子の中に何かがあるという経験は初めてで、何を投げればいいのかわからなくなっちゃいました」と初体験だったピッチコムを回想
しかし、この日はすんなりとピッチングに入ることができ、臨機応変に対応する様子が見受けられました
井端弘和監督(50)も高橋のまっすぐな球を見守りつつ、映像を通して選手とのコミュニケーションを図り、今後の試合に向けた戦略を練っていることが伺えます
高橋はセットポジションからの投球実践を行い、試合さながらの緊張感を持って臨む姿勢が印象的でした
今回の強化合宿では、若手選手たちが積極的に自分の実力をアピールしており、特に金丸夢斗選手の無安打無失点の投球は、今後のチーム編成において大きなプラス要素になることでしょう。新しい技術への対応も素早く、若手選手たちの成長が感じられました。
キーワード解説
- ピッチコムとは?捕手と投手間のサインを電子的に伝達する装置で、選手間のコミュニケーションを円滑にする役割を持っています。
- ピッチクロックとは?投手が打者に投球するまでにかけられる時間制限で、試合のテンポを速めることを目指しています。

