楽天の辰己涼介、FA権行使で新たな挑戦へ

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楽天イーグルスの辰己涼介外野手(28)が、2025年11月11日に国内フリーエージェント(FA)権を行使する手続きを開始した

FA権とは、一定の年数在籍した選手が他球団と交渉できる資格を指し、選手にとって新たなキャリアの選択肢を提供する重要な制度である

選手の意向と今後の展望

辰己選手は楽天モバイルパーク宮城での取材で、「総合的に判断した」と語り、別のチームから必要とされるかどうかを重視しながら次のステップを考えたいと述べた

また、彼は米メジャーリーグ挑戦の意欲も表明しており、ポスティングシステムを利用した移籍をシーズン中に希望したものの、球団からの承認は得られなかった

ポスティングシステムとは、日本のプロ野球選手がメジャーリーグに挑戦する際に、球団がその選手を海外に移籍させるための仕組みである

キャリアと成績

辰己選手は立命館大学から2019年にドラフト1位で楽天へ入団

その後、中堅手として4年連続でゴールデングラブ賞を受賞しており、この賞は守備に優れた選手に与えられる栄誉である

今季は114試合に出場し、88安打、打率2割4分、さらに20盗塁を記録

これらの成績は彼の実力を証明するものであり、他球団からの注目を集める要素となっている

選手の思い

彼は「海外への思いについては諦めたわけではない」とコメントしており、今後の進路に期待がかかる

辰己選手がFA権を行使したことは、彼にとって大きな転機となる可能性があります。プロ選手としての将来を見据え、他球団からのオファーや海外挑戦に向けた準備を進めながら、果たしてどのような選択をするのかが注目されます。
キーワード解説

  • フリーエージェント(FA)権とは?選手が特定の条件を満たすことで、他の球団と契約交渉できる権利のことです。
  • ポスティングシステムとは?日本のプロ野球の選手がメジャーリーグに挑戦する際に、球団が選手を移籍させるための仕組みのことです。
  • ゴールデングラブ賞とは?優れた守備力を持つ選手に贈られる栄誉であり、主に各ポジションごとに選出されます。

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