広島からドラフト4位指名の工藤泰己投手、仮契約を結ぶ

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広島東洋カープが2023年のドラフトで4位指名した北海学園大学の右腕、工藤泰己投手(22)が11日、北海道札幌市内のホテルで仮契約を締結した

契約金は4000万円、年俸は800万円とされており、これらの金額は推定値である

工藤選手は、大学1、2年のオフに運送会社でアルバイトをしていた経験がある

当時、時給1200円で遠征費を稼いでいた彼は、今回提示された契約金の額に驚きつつも、同じ札幌出身でドラフト1位指名の平川蓮選手の存在から「大金ではない」と冷静に受け止めた

「でも、アルバイトの給料と比べるとすごいなと思いますね」と笑顔を見せた

工藤選手は、契約金の一部の使い道を already決めているという

プロ野球選手を数多く輩出してきた関東のトレーナーのもとで11月と12月にトレーニングを行うため、その遠征費に充てられる予定

また、空気圧で疲労を軽減する器具(価格は20~30万円)も購入する計画で、「シーズン中は道外のトレーナーさんのところに行くことはできなかったので、トレーニングにはお金を惜しまないで使いたい」と、自身のフィジカルを向上させるために先行投資を考えている

当日は雪が降る寒さの中でキャッチボールを行い、冷えたバーベルを使用してウエイトトレーニングにも取り組んだ

年内は関東の施設に通う期間を除いて、北海道内で調整を行う方針で、「決して恵まれていない環境で4年間やって来られたのは強みだと思っています

1年間1軍で投げ続けたい」と語った

氷点下での厳しいトレーニングを経て、プロ野球人生の新たなスタートに備えている

工藤泰己投手の契約内容やトレーニング計画からプロ志望への熱意が伝わってきます。彼の経験とその決意は多くの若い選手にとって励みになることでしょう。また、特に厳しい環境でのトレーニングは、さらなる成長を促すはずです。
キーワード解説

  • ドラフトとは? 新たにプロチームに加入するための選手選択の制度で、各チームが持つ権利に基づいて選手を選ぶことを指します。
  • 契約金とは? プロ野球選手がチームに入団する際に受け取る金銭で、選手の能力や期待値に応じて決まります。
  • フィジカルとは? 身体能力や体力のことを指し、トレーニングによって向上させることができます。

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