巨人からドラフト2位指名の早大・田和、1年目からの活躍に意気込み

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2025年11月12日、巨人からドラフト2位指名を受けた早稲田大学の田和選手が、東京都内の同大学で行われた指名あいさつに臨んだ

田和選手は「1軍定着が1年目の目標です」としっかりとした決意を表明した

田和選手の投球スタイル

田和選手は、スリークオーターという投球スタイルから最速152キロの直球を投げる即戦力の右腕だ

スリークオーターとは、投球時に腕を肩の高さに近い位置で振り下ろす投げ方で、ボールの角度やスピンが特徴的であり、打者にとっては捉えにくい

また、田和選手の武器には球速が異なる2種類のシンカーがあり、シンカーは投球の際にボールが横に曲がる変化球の一種である

特に球速が異なるシンカーは、打者にとって見極めが難しく、効果的だ

トミー・ジョン手術からの復帰

田和選手は大学2年時に右肘じん帯再建術、通称トミー・ジョン手術を受けている

この手術は、投球に必要な肘の靭帯を修復するためのもので、リハビリには長期間を要する

しかし、田和選手は3年秋に復帰し、主に抑えとして活躍を見せた

抑えとは、試合の終盤に登板し、リードを守る役割を果たす投手のことを指す

恩師からも期待

田和選手の恩師である小宮山悟監督は、現役時代に超遅球の「シェイク」を武器としていた

小宮山監督は、田和選手のシンカーに、ヤンキースの抑え投手・ウィリアムズが用いる「エアベンダー」と名付けることを提案

これは「時空を切り裂く」などの意味を持つ言葉で、田和選手が自身のシンカーにも名を付けたいと思うエンターテインメント性を感じさせる

田和選手は、「1年間しっかり放れば、付くのかなって

エアベンダーはかっこいいと思うんで、そういうのを付けてほしいです」と、未来への期待を語った

今回のドラフト指名あいさつでは、田和選手の意気込みや投球スタイルについて多くの興味深い情報が伝えられました。特に、二種類のシンカーやトミー・ジョン手術を乗り越えた復活は、彼のプロ野球での成功の鍵となるでしょう。今後の活躍が期待されます。
キーワード解説

  • シンカーとは?:シンカーは、ボールが投げられた方向から下に急に沈み込む変化球で、主に打者のタイミングを外すために使用されます。
  • トミー・ジョン手術とは?:トミー・ジョン手術は、肘の靭帯が損傷した場合に行う手術で、特に野球選手に多く見られます。手術後は、リハビリを経て投球が可能になるまで約1年かかることが一般的です。
  • スリークオーターとは?:投球フォームの一つで、腕を肩の高さに保ちながらリリースする方法です。ボールの軌道や変化を与えやすいことが特徴です。
  • 抑えとは?:抑え投手は、試合の終盤にリードを守るために登板する投手のことです。相手に点を取られないようにする重要な役割があります。

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