今季終盤にかけて、彼の存在はチーム内外で大きな話題となっており、その理由の一端は、バットだけでなく「ペン」を手にした彼の姿にある
リチャードは、5月にソフトバンクから秋広、大江とのトレードで巨人に移籍し、チームに即座に貢献を果たした
トレード移籍と即スタメンデビュー
リチャードは、移籍翌日の広島戦(マツダスタジアム)で「7番・三塁」としてスタメン出場彼はこの試合で、1号ソロを含むマルチ安打を記録し、即座にその存在感を示した
その後、6月には一度登録を抹消されるものの、8月には月間5本塁打を誇る活躍を披露
最終的には77試合出場で打率2割1分1厘、49安打39打点、そして育成出身として最多タイの11本塁打を記録した
陰の努力と自己成長
移籍1年目のリチャードは、その活躍の裏には「知られざる陰の努力」があったチームスタッフによると、岡本和真内野手(29)が復帰した8月頃から、リチャードは球団手帳を手に入れ、配球や打撃の気づきを細かく記録していたという
監督から「気づいたことは全部メモに残せ」とアドバイスを受け、彼はスコアラーやコーチからの教えを吸収しながら、熱心にノートを埋めていった
試合の合間でも冷静にペンを走らせる姿が多く目撃された
「ポスト岡本」としての決意
今オフ、岡本選手は球団からポスティングシステムを利用してメジャー挑戦が容認され、リチャードに対する期待が高まっているリチャードは「岡本さんの代わりにはなれないですけど、絶対に打つという気持ちで動き出しています」と語り、今後の活躍を誓った
彼の「メモ魔」ぶりと、さまざまな教えを吸収する姿勢は、次世代の巨人の主砲としての道を確実に進むための大きな力となるだろう
まとめ
巨人のリチャード選手は、岡本選手の後を継ぐ「右の主砲」として期待される存在で、試合での成果だけでなく、彼の努力と成長も注目されている彼が記したメモの一行一行は、次代の巨人の主砲への階段を着実に上りつつあることを示している
リチャード選手の努力は、今後の巨人にとって非常に重要な要素となるでしょう。彼がメモをしっかりと残し、自己成長を続ける姿勢は、チーム全体にとっても良い影響を与えると考えられます。また、岡本選手のメジャー挑戦を経て、リチャード選手にかかる期待は一層高まるでしょう。
キーワード解説
- 内野手とは?:プロ野球において、内野手はバッテリーの前方に位置する選手で、基本的には3人の内野手(ショート、セカンド、サード)から成ります。
- トレードとは?:選手がある球団から別の球団へ移籍することを指し、通常は選手同士やマネーが交換されます。
- ポスティングシステムとは?:選手がメジャーリーグに挑戦するための制度で、所属球団が一定期間内に交渉を許可する仕組みです。

