この日、注目の若手投手、奥川恭伸（24歳）がブルペンに入り、神経を集中させた投球練習を行いました
練習には「5分間に何球ストライクが入るか」という独自のルールが設けられ、奥川は感覚を頼りに投球を続け、ミットを鳴らしました
彼はこの練習の意義を次のように説明しています
「考えないで投げる感じが良いですね
リズム、タイミング、感覚が大切です
とてもいい練習になっています
」 今シーズンは自身初の開幕投手を務めたものの、不調もあり、18試合で4勝8敗、防御率4.32という成績でした
しかし、秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」の経験が、彼の投球感覚を改善するきっかけになったと語ります
特に、10月14日に行われた西武との試合での出来事が印象深いようで、「二回に4失点した後、頭を切り替えたことで体が自然に動き、良い感覚が戻ってきた
」と述べています
これまでのルーティンを見直し、「その日その日の最良を目指すためには、考えに閉じこもっていてはいけない」と反省する姿勢も見せました
さらに、オフシーズンにはウエートトレーニングに励み、筋力の向上を目指しています
毎月1キロの筋量増加を目指し、来季の規定投球回到達を目標に設定しています
秋季キャンプを通じて、奥川は投手陣の柱となるべく力を蓄えているようです
ヤクルトの奥川恭伸選手が秋季キャンプで、感覚に基づいた投球練習を重視する姿勢は、多くの選手にとって参考になるでしょう。特に、メンタル面での切り替えを強調したコメントは、他の選手にも刺激を与えるはずです。彼の進化が楽しみです。
キーワード解説
- ブルペンとは？投手が投球練習を行う専用の場所で、試合中の登板準備にも使われます。
- 防御率とは？投手が与えた自責点を投球回数で割った数値で、投手の成績を示す重要な指標の一つです。
- ルーティンとは？選手が試合や練習に臨む際に行う一連の決まった動作や儀式のことを指します。
