FAとは、選手が一定の年数を経て他のチームに移籍する権利を持つことを指し、選手にとって重要な選択肢となる
FA宣言選手が公示されるのは12日で、翌日からは他球団との交渉が可能になるが、阪神タイガースではFA権を持つ選手全員が権利行使を見送ったことが分かった
今季、初めてFA権を取得した選手は近本と植田海内野手(29)の2名で、植田は代走の切り札としてチームに欠かせない存在だ
日本シリーズ後、早々に2年契約を結び去就が決まったが、近本の残留は阪神にとって大きなプラス要素となるだろう
他にも、岩貞祐太投手(34)は22年に初取得したFA権を行使せずに残留しており、当時結んだ3年契約が今季で切れるにもかかわらず、再度権利を行使しなかった
梅野隆太郎捕手(34)も同様の措置をとり、21年オフに宣言を見送って4年契約でチームに留まった
昨年初めてFA権を取得した糸原健斗内野手(32)や坂本誠志郎捕手(32)も今回のFA申請には動きを見せなかった
特に坂本は複数年契約を結んでいるため、今後の展開に注目が集まる
阪神タイガースの近本選手がFA権を行使せず残留を選択したことは、チームにとって戦力が維持されるポジティブなニュースです。選手個々の選択が球団の戦略に影響を与える中、FA権を行使しない選手が続出するのは、チームの信頼感や安定性が強まっている表れかもしれません。
キーワード解説
- フリーエージェント(FA)とは?選手が特定の年数プレーした後に他チームに移籍できる権利のこと。選手にとって大きな選択肢で、チームも新たな選手を獲得するチャンスが生まれる。
- 残留とは?選手が現在所属しているチームにとどまること。新たな契約を結ぶことでチームに留まるか、他チームに移籍するかを選択する。
- 代走とは?野球の試合中に他の選手が出場する代わりに走る選手のこと。特に走力が求められる場面で投入される。
- 契約とは?選手とチームとの間で交わされる約束や合意のこと。契約により選手の給与やプレー年数が決まる。

