今井達也投手、メジャー挑戦へ。メッツが獲得に向けて本格アピール

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 評価が急上昇中の日本人投手、今井達也(27)がポスティングシステムを利用してメジャーリーグへの挑戦を表明する中、ニューヨーク・メッツが有力な獲得候補として名を挙げている

米国時間11月11日(日本時間12日)には、複数の米メディアがメッツのコーエン・オーナーが巨額のFA(フリーエージェント)市場に積極的であることを伝えた

 MLBトレード・ルーマーズによれば、コーエン・オーナーは過去に大規模な選手獲得に躊躇したことがないとしており、「今井を獲得すれば、千賀、大事な要員であるピーターソン、ホームズとの先発ローテーションに安定感をもたらすことができるだろう

これにより新人投手たちにも役割を与える余裕が生まれる」と評価している

 また、米国のスポーツ情報サイト「ヘビー」は「メッツは今井と契約するべき」と強調し、彼の球種の多様性と高い球速を高く評価している

さらに、MLBでの成功を収めてきた今井に対する期待は大きく、彼が経験したことがない強力な打線を背に持つメッツとの連携に期待を寄せている

 経済面でもメッツの支援が強みだ

コーエン・オーナーはその純資産約213億ドル(約3兆2800億円)に達し、2023年には174億ドルであったため、その資産管理にも注目が集まっている

純資産の額は中東のオマーンとほぼ同等であり、選手獲得においての経済力は不動のものとなっている

 今井選手への評価が高まる一因として、ヤクルトの村上宗隆の存在が挙げられる

村上もポスティングを利用してメジャー挑戦を計画しており、彼のパワーと今井の投球力が比較されている

村上選手は空振りが多いタイプであるため、この点が評価に影響を及ぼす可能性がある

米紙ニューヨーク・ポストは今井をFAランクで2位に位置づけ、8年総額2億ドル(約308億円)という契約予想を掲げている

今井投手のメジャー挑戦について、米国での評価が高まる中、特にメッツがその候補として浮上してきたことは注目に値します。選手のポスティングシステムを通した移籍は、日本からの選手にとって新たな可能性を切り開くものであり、今井選手の実力がアメリカの舞台でどのように発揮されるか期待が高まります。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは? プロ野球選手がメジャーリーグなど海外チームに移籍する際の入札制度のことで、選手の権利を保護しつつ、移籍先チームに対して競争を促します。
  • FA(フリーエージェント)とは? 選手が契約期間を終え、どのチームとも契約できる権利を持つことを指します。これにより選手は市場での自らの価値を最大限に引き出すことができます。
  • 経済力とは? 特定の企業やチームが持つ財政的な力のことで、資産や収入の多さによってその力が示されます。強い経済力を持つチームは、選手獲得において優位に立つことができます。

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