トライアウト2025での森木大智投手の挑戦と今後の展望

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日本プロ野球選手会が主催した「エイブルトライアウト2025~挑め、その先へ~」が12日、マツダスタジアムで開催され、38選手が参加しました

このトライアウトは、戦力外となった選手たちが新たなチャンスを求めてアピールする場です

阪神タイガースを戦力外となった森木大智投手(22)は、最速149キロの直球を投げ、持ち味を発揮しました

シート打撃の最初の対戦相手は、同日2安打を記録した40歳の松山選手

森木投手は彼に対して切れのある直球を投げましたが、中前に打たれてしまいました

続く川原田選手にはフルカウントから四球を与え、一、二塁の状況を作ってしまいましたが、最後は遊ゴロに打ち取ることができました

登板後のインタビューで、森木投手は「久々の実戦を楽しめました」とコメント

持ち味の直球勝負については「やっぱり真っすぐ

その強さでゾーンでどんどん押していくっていうところだったので」と話し、成功した部分と反省点を率直に語りました

そして「ストライクゾーンでの勝負への自信も付いてきたので、もっと真っすぐを速くして、勝てる投手になりたいです」と、前向きな姿勢を見せました

森木投手は中学校3年生の時に、軟球で中学史上最速となる150キロを記録し、「スーパー中学生」として注目されました

その後、高知から21年のドラフト1位で阪神に入団し、一年目の22年には2試合に先発登板するなど、大きな期待が寄せられました

しかし、23年以降は一軍登板がなく、昨シーズンには育成契約を結び、今季はウエスタン・リーグで14試合に登板したものの防御率は13.81という結果に終わりました

再び支配下登録をつかむことはできませんでしたが、トライアウトでの奮闘が今後のキャリアにどのように影響するのか、注目されるところです

今回のトライアウトに臨んだ森木選手の姿勢からは、プロ選手としての非常に大きな責任感と向上心が感じられます。逆境をバネにした努力が報われる日を期待したいです。また、トライアウトという制度の重要性も改めて感じました。これからの選手人生において、どのような成長を見せるのか楽しみです。
キーワード解説

  • トライアウトとは?:選手が再度チャンスを得るための試験であり、プロ野球選手が新しいチームを探す機会です。
  • シート打撃とは?:野球の練習形式の一つで、打者が守備がなく投手だけがボールを投げる状況を指します。
  • 防御率とは?:投手が投球したイニングに対して、どれだけの得点を許したかを示す指標で、数字が低いほど成績が良いとされます。

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