川越市の川越プリンスホテルで行われた交渉の席で、横田選手は高校の制服姿で登場し、「プロという舞台に立てることを実感し始めています」と、今の心境を明かしました
高校での実績とプロ入りの意義
横田選手は昨年の埼玉県大会で、背番号1をつけた主将としてチームを引っ張りました準決勝では169球を投げる力投をみせたものの、延長11回で惜しくも甲子園出場を逃しました
試合後には「支えてくれた両親に恩返しをしたい」と涙を流しましたが、プロ入りを果たすことでその言葉を実現する道が開けました
契約金の使い道
契約金に関して、横田選手は「両親にしっかり話を聞いて、ほしいものがあればプレゼントしたい」と話し、孝行息子ぶりを披露しましたこのような家庭的な背景が、彼の精神面に良い影響を与えているのかもしれません
今後の競争と成長への意気込み
今回のドラフトでは横田選手を含む育成1位の新井唯斗選手、2位の今岡拓夢選手と遊撃手が3名指名され、激しい競争が予想されます1年上には昨年ドラフト1位の斉藤選手もおり、横田選手は「ライバルが多い分、しっかり聞けることも多いので、吸収して自分のプレーにつなげられたら」と貪欲な姿勢を見せています
武器となる打撃力と身体能力
守備では投手も経験したため強肩を生かしたスローイングが武器ですまた、打撃面では「逆方向に打てるのが強み」とし、体格を生かした打撃力が魅力とされています
180センチ、87キロの恵まれた体格を持つ彼に対して、担当スカウトの十亀剣氏も「一番は体に力がある
そこを生かした打撃が一番の魅力」と期待を寄せています
横田選手は小学校6年生の時にライオンズジュニアでプレーし、高校も地元の山村学園で学びました
「友だちも応援に来てくれると思うので、活躍する姿をみせて、後輩に夢を与えたい」と夢に向かってまっすぐ進んでいます
- 横田 蒼和(よこた・そうわ)
- 2007年10月24日生まれ
埼玉県出身
東松山市の川小6年時にライオンズジュニアに加入
松山中では行田シニアでプレー
山村学園では1年春から公式戦出場、3年夏は主将で背番号1を務め投手と遊撃を兼任
高校通算で25本塁打を記録
キーワード解説
- プロ野球とは?プロ野球は日本のトップレベルの野球リーグで、プロの選手が競い合う場所です。
- ドラフトとは?ドラフトは各球団が未来の選手を指名し、契約する制度のことです。
- 内野手とは?内野手は野球のポジションの一つで、野球場の内側の守備を担当する選手を指します。
- 契約金とは?契約金はプロ選手とチームが契約する際に選手に支払われる金銭で、選手の価値を示します。
- 年俸とは?年俸はプロ選手がチームから受け取る年間の給料のことです。

