プロ野球トライアウト:渡部健人が豪快本塁打でアピール

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<トライアウト>◇12日◇マツダスタジアムで、戦力外通告を受けた選手たちが集結する12球団合同トライアウトが行われた

今年から日本プロ野球選手会が主催に加わり、38選手が参加

注目を集めたのは、西武のドラフト1位選手、渡部健人内野手(26)である

自身の持ち味である長打力を見せつけ、シート打撃でただ一人、本塁打を放った

このトライアウトには、日米韓から114人のスカウトが集まり、選手たちのプレーを視察した

渡部選手は、第1打席で日本ハムの石川投手の145キロの直球を捉え、左翼2階席にぶち込む豪快な一撃を放った

彼は「打った瞬間、長打にすることを意識していた」と語り、両親や姉の見守る中で自らの能力をアピールした

渡部健人のプロフィール

渡部選手は、神奈川県出身で1998年12月26日に生まれた

日本ウェルネスから桐蔭横浜大を経て、2020年のドラフトで西武に入団

デビュー初戦となる2021年4月4日のソフトバンク戦で初本塁打を放つなど期待されてきたが、今年は1軍出場がなかった

「ドラフト1位で期待に応えられなかった」と語る彼は、今季の出場なしの現実を受け入れ、トライアウトでの新たな道を模索している

西武の室内練習場では、同じく戦力外となった松原やモンテルと共に、1日100球以上の打撃練習を続けた

「体は元気なので、野球を続けたい」と、次の挑戦に向けて意気込んでいる

スカウトの反応

他にもトライアウトに参加した選手たちが好調なパフォーマンスを見せ、特に楽天の宮森智志投手は、最速151キロを記録し連続三者凡退を達成した

ソフトバンクの又吉克樹投手も、自己の投球スタイルを披露し、実力を証明した

プロ野球トライアウトとは、選手たちが新しい可能性を求める場であり、その重要性を再認識させられる。渡部選手の豪快な本塁打は、彼のパフォーマンスの一端を示すもので、新たな挑戦に向かう姿勢が印象的だった。
キーワード解説

  • トライアウトとは? プロ野球で戦力外となった選手が新たなチャンスを求めてスカウトたちにアピールする場です。
  • スカウトとは? プロ野球チームの選手を探すために、自ら選手のプレーを見に行くスタッフのことです。
  • 長打力とは? ボールを遠くに飛ばす打撃能力のことで、ホームランを打つ力を指します。

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