この日、午後5時を過ぎて暗くなり始めた室内練習場では、門脇誠内野手がイ・コーチの指導を受ける姿が見られた
イ・スンヨプコーチは、日韓通算626本塁打を記録した「アジアの大砲」として知られ、打撃面での専門的な知識を持つ
彼は巧みなスイング軌道を指導し、自ら打撃投手役を務め、門脇選手に対して鋭いアドバイスを送った
特に彼による「素振り」(打つ前の動作)は、選手の打撃フォームを整える上で重要なトレーニングとされ、これにより選手は自己の能力を最大限に引き出すことが可能となる
さらに、イ・コーチは練習中喜びの声をあげ、「ナイス!」と称賛することで、門脇選手を鼓舞し続けた
指導は温かい雰囲気の中行われ、門脇選手も満足そうに笑顔を見せながら、最後に「ありがとうございました」と手を交わし感謝の意を表した
この日、チームは午前9時からトレーニングを開始し、10時30分には紅白戦を行った
その後は、昼食を挟んでG球場に移動し、約1時間の打撃練習と1時間の守備練習をこなすなど、合計8時間以上の長時間にわたる厳しいトレーニングを行った
今回のイ・スンヨプコーチによる指導は、門脇選手にとって非常に貴重な経験であり、特にプロの打撃技術を間近で学べる機会は少ないため、その指導内容は選手にとって大変意味のあるものであったと言える。さらに、コーチによる温かい声掛けは、選手のメンタル面にも好影響を与えるだろう。これらの取り組みがシーズンにどう影響するか、今後が楽しみである。
キーワード解説
- 臨時コーチとは? チームや選手が必要とする期間、特定の専門分野の指導を行う役割の人を指し、通常のコーチとは異なる位置づけ。
- スイング軌道とは? バッターが球を打つためにバットを振る際の軌道で、これが正確であるほどヒットする確率が上がる。
- 素振りとは? 実際に球を打たずにバットを振ってフォームを確認するトレーニングで、正しいスイングを習得するために重要な動作。

