この日は第3クールの2日目であり、彼は大量の球数を投げることで自身の投球スタイルを磨くことに専念しました
「まだ終われないなという状態が続いて、300球になってしまった」とコメントした工藤投手は、藤川球児監督による指導のもとで充実した練習を行いました
トレーニングの内容は通常の投球練習に加え、変化球も交えたものでした
特に藤川監督からフォームの指導を受けた後、100球を超えるところから直球のみを約1時間半、休まずに投げ続けました
その結果、終盤には握力が低下してしまい、制球が定まらない状態にもかかわらず、最後まで右腕を振り続ける姿勢を貫いたのです
この取り組みから、彼の投球に対する感覚をしっかりと身につけたとのことです
藤川監督は「投げ込めるピッチングフォームになりつつあった
体が動けるような動きになってきたんでいけたんじゃないですか」と期待を寄せました
工藤投手は、速球派のリリーフ右腕候補として強化ポイントに挙げられており、さらなる成長を図るために、この日には球場内の急坂を登り下りするクロスカントリー走も行いました
足をつりながらもトレーニングに励む姿は、2年目の飛躍に向けた飽くなき努力を象徴しています
阪神・工藤投手の取り組みは、若手選手の成長にとって非常に重要な要素です。特に300球の投げ込みを自らの意志で行う姿勢は、プロの世界で求められる努力と献身を示しており、同世代の選手にも良い刺激となるでしょう。また、藤川監督の指導の下で進化を遂げる工藤投手の姿には、ファンとしても期待せざるを得ません。
キーワード解説
- ブルペンとは?:ブルペンは、試合中に投手がウォーミングアップを行う場所のことで、選手が実際に投げる練習をするための専用エリアです。
- 変化球とは?:変化球は、ボールが投げられた後に進む方向や速さが変わる球種のことで、打者を惑わせるために使用されます。
- フォームとは?:フォームは、投球動作の際の体の姿勢や動きのことを指し、正しいフォームが良い投球につながります。
- 速球派とは?:速球派は、速い球速を武器とする投手のことで、高速の直球を投げることが特徴です。

