特別な日となったこの日は、阪神大震災から30年が経過する節目の日であり、練習前には被災者に対して黙禱(もくとう)をささげました
今朝丸は初めてブルペンに入り、捕手を立たせての投球を行い、20球を投げました
初めてのブルペン投球とその反応
今朝丸の投球を見守った平田勝男2軍監督(65歳)は、今朝丸が持つ雰囲気を称賛し、同じく高卒入団の藤浪晋太郎投手(30歳、メッツに所属)との共通点を指摘しました今朝丸は「震災当時の話は先生や親から聞いたことがあります
震災は防ぎようがないですが、知識と経験の共有は重要です」とコメントし、震災の記憶を大切にしていく姿勢を見せました
心の準備と投球への意気込み
生まれ育った神戸市東灘区で大きな被害を受けた震災の記憶を背負いながら、今朝丸は「道が通れないという状況を見て、本当に怖い印象があります」と当時を振り返りました練習では、キャッチボールや投内連携を行い、ブルペンでは主にストレートを投げました
ミットに響く鋭い音とともに、「感覚が良く、いい回転で投げられた」と自信を見せました
また、クイックモーションも取り入れたことについて「高校時代にやっていたので、試してみたかった」と説明しました
平田監督の評価
平田監督は今朝丸の冷静な姿勢を評価し、「報徳でエースを務めた選手らしいオーラを感じる」と説明しましたそして、藤浪晋太郎のような明確なオーラを持つ選手に成長する可能性を示唆しました
視察が行われ、多大な注目が集まる中、今朝丸は「やりにくさはあまりなく、逆に力が入りやすかった」と感想を述べました
今朝丸裕喜選手の初のブルペンでの投球は、彼の将来に期待が寄せられる瞬間でした。震災の記憶を背負いながらその瞬間に臨む姿が、彼の成長を感じさせます。この経験を通じて、今後の活動にどのようにつながるのか、注目されます。
キーワード解説
- ドラフト2位:選手がプロ野球に加入する際の選択順位。一般的に上位に指名された選手は期待される。
- ブルペン:投手が試合に出る前に投球練習を行う場所で、投手が自分の球を確認する大切な場。
- 黙禱(もくとう):亡くなった方を思い、静かに祈りをささげる行為。
- クイックモーション:投手が打者の反応を抑えるために短い間隔でボールを投げる技術。