侍ジャパン強化合宿を振り返る、岡本の存在感と今後の展望

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「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本VS韓国」(15、16日・東京ドーム)に向けて、侍ジャパンが12日にサンマリンスタジアム宮崎での強化合宿を無事に打ち上げた

この合宿は、メンバーの結束力を高めるとともに、戦術的な準備を整える重要な機会となった

岡本和真、中心選手としての急成長

合宿に参加した巨人・岡本和真内野手(29)は、わずか5日間の合宿期間でチーム内での信頼を勝ち取り、中心的な存在となった

岡本は、フリー打撃において30スイング中4本のホームランを放つなど、調子を上げており、合宿の最終日には「楽しかったです」と充実感を示した

岡本の影響力

家庭の事情により3日目から合流した岡本だが、すぐにチームメートとの打撃談義を行い、他の選手とのコミュニケーションを促進した

特に若手選手に対しては、「優しく丁寧に答えてくれた」と感謝の声が上がっており、岡本の“岡本流”の振る舞いが、選手間の距離を縮める一因となった

ピッチコムとピッチクロックへの適応

井端弘和監督(50)は、合宿期間中に新たに導入されたピッチコムやピッチクロックへの適応について一定の手応えを感じている

この二つの技術は、試合のスピードを向上させるために重要であり、選手たちの意識を高める要素として働く

大舞台への意欲
岡本は、2023年WBCで世界一に貢献した実績を持ち、今オフにメジャーリーグ挑戦を視野に入れつつ参加した合宿には、彼の今後の決意が見られる

連続でのWBC出場を目指している岡本は、15、16日の韓国戦において4番バッターとして出場する予定であり、「本戦で戦うチームですし、頑張りたい」と意気込みを語った

侍ジャパンの強化合宿では、岡本和真選手がチームの中心として見事に存在感を示した。選手同士の距離を縮める役割を果たし、合宿を通じて雰囲気づくりに貢献したことは、これからの試合に向けた良い準備となるだろう。井端監督の採用した新ルールへの適応も進展しており、チーム全体の士気が高まるきっかけともなっている。
キーワード解説

  • ピッチコムとは?:ピッチコムは、投手や捕手間でシグナルを送受信するシステムで、通信技術を利用して相手にメッセージを伝えることができる。
  • ピッチクロックとは?:ピッチクロックは、投手が投球を開始するまでの時間を計測するもので、試合のスピードを得るために導入されているルールである。

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