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広島・栗林良吏、今季の被本塁打ゼロを目指す決意表明

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 広島東洋カープの栗林良吏投手(28)は、今季の被本塁打ゼロという目標を掲げ、1月20日にマツダスタジアム隣接の屋内練習場で合同自主トレーニングを行い、その決意を新たにしました

被本塁打の影響と危機感

 昨シーズン、栗林は3本の本塁打を許し、それぞれの試合で敗戦投手となりました

彼は「自分が今投げている立場であれば、一発は警戒しないといけない」と話し、昨季の反省を踏まえています

特に「去年は(ボールが)飛ばないと言われていた中でも、自分は打たれている」と語り、自己改善の必要性を痛感しています

新ルールの影響

 今季からは、表面が硬い牛骨加工のバットが使用可能となります

栗林はこの新ルールに触れ、「そう考えたら今年はもっと打たれる可能性がある」と危機感を示し、さらなる防御策の強化を決意しました

全球種のレベルアップを目指して

 彼は「難攻不落の守護神」を目指すため、直球、フォーク、カーブ、カットボールの全てを勝負球として位置づけ、全球種のレベルアップを図ることを宣言しました

「一つ一つの球種をレベルアップさせないといけない

全球種で勝負したい」と語り、球界のエースへ成長するための意気込みを示しています

手術後の順調な回復
 昨年10月に右肘関節の手術を受けた栗林は、順調な回復をアピールしています

「去年、一番僕の中で肘の痛みを感じやすかった」と回顧しつつ、カーブの施行をキャッチボールで再開したことを報告

来週にもブルペンでの投げ込みを予定しているとし、「感覚はかなりいい」と述べ、手術後の進化した姿を見せる意欲を見せています

治療を経て、栗林選手は痛みのない状態を目指し、マウンドへの帰還を心待ちにしています

 栗林良吏選手が今季の被本塁打ゼロを誓う姿勢には強い意気込みが感じられます。昨年の経験から学び、ルール変更に対する危機感を持ちつつも、自己改善の取り組みを進めていることは、彼が一流選手である証拠です。特に全球種のレベルアップを目指す姿勢は、彼の成長を促す要素となるでしょう。手術からの回復も順調で、シーズンに向けた期待が高まります。
キーワード解説

  • 被本塁打とは?:試合中に投手が相手チームの選手に本塁打(ホームラン)を打たれることを示します。これが多くなると勝利することが難しくなります。
  • 牛骨バットとは?:野球用のバットの表面に牛の骨を加工したものを用いることで、従来よりも飛距離が増す可能性があるバットの新しい種類です。
  • 全球種とは?:投手が投球する際に使うすべての球種を指します。例えば、直球や変化球などを含み、多様な球種を自在に操ることが求められます。
  • 守護神とは?:野球において、試合の終盤に登場し、リードを守るために投げるクローザーとも呼ばれる役割を指します。

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