オースティン・ボスは、昨季シアトル・マリナーズで68試合に登板した実績を持つが、先発での登板を強く希望し、ロッテに移籍しました
ボスの来日初登板は3月29日のソフトバンク戦で、5回4失点の内容でしたが、4月18日の楽天戦では高卒2年目の捕手・寺地隆成とのコンビで5回1/3を無失点に抑え、来日初勝利を挙げました
その後、ボスは4月25日の日本ハム戦でもピンチを乗り越えながら、安定したピッチングを見せました
クオリティスタート(QS)とは、先発投手が6回を投げて3自責点以下に抑えることを指しますが、ボスはそのQSを4試合連続で達成しました
しかし、その後は徐々に打たれる場面も増え、最終的には22試合で125回を投げ、3勝9敗、防御率3.96となりました
ブライアン・サモンズは、開幕二軍スタートとなり、オープン戦では防御率9.00という数字が残り、苦しみました
しかし、5月の昇格後、安定したパフォーマンスを発揮し、最終的には16試合に登板し、5勝5敗、防御率3.78を記録しました
特に5月15日の楽天戦では、5回2/3を無失点に抑えるなど、来日初勝利を手にしました
タイロン・ゲレーロは、3年ぶりに復帰した選手で、「進化した自分を見てほしい」と意気込んでスタートしました
彼は4月5日の楽天戦で圧巻の投球を見せましたが、その後は不安定で、最終的には21試合に登板し、1勝3敗、防御率6.41となりました
シーズンを通し、ボス、サモンズ、ゲレーロの3投手はいくつかのハイライトを持ちながらも、安定した活躍には至りませんでした
チーム全体としての成績向上が求められる中、彼らのさらなる成長に期待が寄せられています
ロッテの外国人投手陣は、元々の実力から期待されながらも、安定したパフォーマンスを維持できなかったことがシーズンの課題とされます。個々の投手が持つ能力を引き出すためにチーム全体が強化される必要があるでしょう。
キーワード解説
- クオリティスタートとは? 先発投手が6回以上を投げ、3自責点以内に抑えることを指します。この基準を達成することで、投手の実力やゲームに対する影響力が評価されます。
- 防御率とは? 防御率は投手が1試合で相手に与えた得点の平均を示す指標です。数値が低いほど、投手のパフォーマンスが良いとされます。

