松山竜平、40歳での挑戦が示したプロ野球への情熱

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 昨年までの日本野球機構(NPB)に代わって日本プロ野球選手会が初めて主催するイベント「エイブル トライアウト2025」が、広島市のマツダスタジアムで開催されました

この日、38選手が参加し、新たな岐路に立つ選手たちが自らの力量を証明しました

広島東洋カープから戦力外となった松山竜平外野手(40)は、地元ファンの前で3安打を放ち、現役続行の意欲を猛アピールしました

 「不惑」と称される40歳での挑戦は異例であり、松山は8打席に立つ中で、「疲れました」と笑いながらも、充実感を語りました

「僕らしい内容で、いい打席だった

ファンの皆さんにいい姿を見せられたし、楽しかった」と、プレーを楽しむ姿勢が伝わってきます

 松山の1打席目には、相手投手の投げたチェンジアップを巧みに拾い、右前打を放ちました

また、7打席目には147キロの直球を中前に打ち返すなど、ベテランならではの味を見せつけました

彼は、18年間広島で選手としてのキャリアを重ねてきた中で、引退の時期について迷いもありましたが、「完全燃焼していない

情熱は全く変わらない」との強い思いから、トライアウトへの参加を決意しました

 慣れ親しんだ本拠地での開催は、「一番大きかった」と語り、同僚やサポーターの存在が彼を後押ししたことが伺えます

現役としての広島ユニフォームを着る最後のチャンスとなったこの日の試合で、彼は未来に向けての視線をしっかりと持っています

独立リーグでのプレーも視野に入れ、「あとはワクワクしながら待つだけ」と語り、新天地での挑戦に期待を寄せました

40歳を超えてなお、松山のバットは振り続けます

松山竜平選手の40歳での挑戦は、多くのファンへの勇気を与えるものです。彼の熱意や情熱は、年齢関係なく夢を追い続けることの大切さを教えてくれます。引退の選択に迷いながらも、現役を続けたいという思いを抱え、彼が新たな道を模索する姿勢は感動的です。これからの松山選手の活躍にも期待が高まります。
キーワード解説

  • トライアウトとは?プロ野球の選手が新しい契約を得るために行う試合で、ファンやスカウトに自らの実力をアピールする場です。
  • ベテランとは?経験を積んだ選手のことで、若い選手に比べてプレーや選手としての考え方が成熟しています。
  • チェンジアップとは?投手が投げる球の一種で、直球よりも遅く、軌道が変わるため、打者にとっては打ちにくい球です。

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