谷端選手は3年時に2季連続で東都大学野球リーグの首位打者に輝いたことがあり、その打撃能力は高く評価されています
彼の主な守備位置は二塁と三塁ですが、阪神では既にこのポジションに今年のゴールデン・グラブ賞を受賞した中野選手や佐藤輝選手が君臨しており、非常に競争が激しい状況です
それでも、谷端選手は自信を持って挑む姿勢を見せており、「レベルが高い中で緊張すると思うけど、その気持ちでは勝てない
レギュラーをつかみ取るような強い気持ちでやりたい」とコメントしました
谷端選手は、まずは先輩選手たちから積極的に技術を学ぶ考えを示し、「今はテレビで見る雲の上の存在
守備面も打撃面も聞いて、吸収したい」と言っています
彼は日大時代にも自らコーチに教わる姿勢を持ち、全体練習後にも練習を続ける熱心さを見せました
同じくドラフトで入団した1位・立石選手も厳しいライバルと位置付けており、内野手としての競争も想定されます
谷端選手は、「打撃練習を見た感じでもパワーは立石の方が上と感じる」としつつも、「自分は対応力に自信があるので、そこは負けないように勝負していきたい」と話し、闘志をみなぎらせています
球団からは、「阪神を代表するような選手に」と激励されており、谷端選手は早くもチーム内での熾烈な競争に向けた決意を固めています
今後の成長が期待される若手選手の一人として、注目が集まります
- 谷端 将伍(たにはた・しょうご)
- 2004年(平16)3月17日生まれ、石川県出身の21歳
小学校1年から野球を始め、星稜中、高校を経て日大へ進学
東都大学野球リーグで24年春、秋に2季連続で首位打者を獲得
コンパクトなスイングと広角に長打を打てる技術を持つ
身長178cm、体重81kg
右投げ右打ち
キーワード解説
- ドラフトとは?:選手をプロチームに指名する制度のことで、チームが各選手を選ぶ機会です。
- ゴールデン・グラブ賞とは?:守備に優れた選手に贈られる賞であり、フィールドでの守備力を評価するためのものです。
- 首位打者とは?:リーグで最も多くのヒットを打った選手に与えられる称号で、その選手の打撃力を示します。
- 対応力とは?:状況に応じて適切に対応する能力のことで、プレーにおいては変化する投手や場面に合わせて打撃を行うことが求められます。

