来年3月に開催されるWBCでの連覇を目指す日本代表において、元プロ野球選手の松坂大輔さんが期待する一人が、巨人の大勢投手(26)です
2023年大会で大きな活躍を見せた大勢投手とのインタビューが行われ、その投球メカニズムに迫りました
豪速球を生み出す秘密
「国際試合では、僅差の試合が多くなるため『継投』がカギとなります」という松坂さんの言葉通り、巨人の大勢投手への注目が集まっています彼は、ルーキーから守護神として活躍し、今シーズンは主に8回の登板を任されています
その成績は、最優秀中継ぎ投手に選ばれ、球団新記録の46ホールドを達成しました
投球の特長
大勢投手の最大の武器は、最速160キロに達するストレートですこのボールはサイドスローから繰り出されるため、打者から見ると空中浮遊しているように見えます
松坂さんも「見ているとボールに強さが感じられ、右打者に食い込む形で伸びてくる」と語ります
メジャー球とWBC球の違い
松坂さんは大勢投手に「メジャーの公認球を使って違いはありますか?」と尋ね、彼は「全然違いますキャッチボールをしても変な動きをする時がある」と答えました
大勢投手は「手が大きいことが有利です」とも述べ、手の大きさが投球に与える影響を強調しました
手の大きさがもたらす影響
大勢投手は、過去に自分の手の大きさが強みであることを実感したエピソードを語ります「小学校の時は子ども用のお箸が使えず、菜箸で食事をしていました
元横綱の白鵬さんと手を比べた時、私の方が大きかったので自信がつきました」と話します
松坂さんは、手の大きさがボールのスピンや浮き方に影響していると説明し、より強いスピンをかけられる理由も理解できました
大勢投手の投球スタイルは、彼の手の大きさに大きく依存していることが明らかになりました。手が大きいことで、ボールのスピンが強まり、結果的により打者を打ち取れるボールを投げることができるのです。松坂さんとのインタビューを通じて、投球に対する理解が深まる内容でした。
キーワード解説
- 豪速球とは?:非常に速いスピードで投げられる野球のボールのことで、打者にとっては非常に打ちにくい球種です。
- 継投とは?:先発投手が投げ終えた後に、リリーフ投手が試合を引き継ぐことを指し、試合の流れを有利にするための戦略です。
- ホールドとは?:リリーフ投手が試合中にチームがリードしている状況で登板し、そのリードを守り切ることを意味する成績の一つです。
- スピンとは?:ボールが投球された時に生じる回転のことで、ボールの浮き方やキレを左右します。スピンが強いほど、バッターにとっては打ちづらくなります。

