この日、中日ドラゴンズの高橋宏斗投手(23歳)をはじめとする何人かの投手が休日返上でのトレーニングに参加した
高橋にとって、日韓戦は昨年のプレミア12で経験した対戦を通じ、悔しい記憶を持つ相手である
昨年のリベンジ
昨年のプレミア12、同大会の初戦で高橋は韓国と対戦4イニングを投げ、7安打を許し、2失点
試合自体は勝利したものの、自身のパフォーマンスには納得がいかなかった
「試合は勝ちましたが、自分の納得いくような投球ができなかった」と高橋は振り返る
今回の日韓戦では、1年越しの雪辱を果たし、来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた選出アピールを目指している
日韓戦の意義
高橋は「僕が代表で投げ始めたのは韓国戦何かしらの縁を感じます
日韓戦は伝統的な試合が多く、思い入れも強いです」と語る
彼にとって日韓戦は単なる試合以上の意味を持ち、特別なプレッシャーがあることは明らかだ
調整の重要性
今回の試合は通常のシーズンとは異なり、長いイニングを投げる必要はないが、与えられたイニングで全力を尽くすことが求められる「調整を大事にしていきたい
韓国は素晴らしい野球をしてくる」と高橋は述べ、冷静さを保ちつつ投球に臨む意気込みを見せる
練習の成果を発揮
侍ジャパンの選手たちは、12日に合宿地の宮崎から東京へ移動し、全体練習を行ったこの日の練習には高橋を含む5人の投手が参加、キャッチボールやグラウンドの確認を行う中で、試合に向けた戦略構築に拍車がかかった
高橋は「自分がどうやったら一番良い形で試合に入れるかを考えた時、今日の練習が必要だと思った」と述べ、コンディショニングへの真剣な取り組みを強調した
日韓戦はWBC選出をかけたアピール合戦でもあり、その気持ちは高まっている
高橋宏斗選手が日韓戦を前に、昨年の悔しい経験を振り返りながら意気込んで練習に励んでいる姿は、多くのファンに希望と期待を与えます。日韓戦はただの試合ではなく、選手たちの誇りを賭けた重要な戦いであり、高橋選手の成長を感じさせる場でもあります。今後の彼の動向に注目です。
キーワード解説
- 侍ジャパンとは?日本のプロ野球選手たちから選ばれた代表チームです。国際大会や親善試合で日本を代表して戦います。
- プレミア12とは?プロ野球選手による国際大会で、12チームが参加します。アジアやアメリカなどから選ばれた国が競い合います。
- ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)とは?世界最高峰の野球国が参加する国際大会で、4年ごとに開催されます。日本も過去に2度の優勝経験があります。

