巨人・阿部監督が予告した「地獄の春」に向けた厳しい秋季キャンプの成果

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 読売ジャイアンツの阿部慎之助監督(46)は、13日に若手主体で約2週間行った秋季キャンプの総括を行い、「地獄の春」という強いメッセージを発表しました

このキャンプでは、約8時間にわたる厳しい練習を実施し、選手たちの体力と技術を鍛えました

来年2月に予定されている宮崎キャンプでは、さらに濃密なメニューが組まれる方針です

 阿部監督は、キャンプ最終日の練習を終え、全選手を前に円陣を組み、次のように訓示しました

「来年のキャンプでは、この秋のメニューがマストで、それにプラスアルファが必要です

特に2軍の選手は、今の練習以上にしんどいと思ってください

オフの過ごし方について、各自で考えてほしい」と選手たちに自主トレへの自覚を促しました

キャンプの構成と内容

 今季のキャンプでは、1軍首脳陣が指揮する「午前組」とファーム首脳陣が指揮する「午後組」に分かれ、練習が行われました

特に守備面では「今年は連係ミスが多かった」ことを受け、連日シートノックと実戦を想定した守備練習が行われました

守備の基礎として、送球や捕球に特化したポジション別練習も繰り返し、選手たちの基本技術を徹底的に磨きました

攻撃面での工夫

 攻撃面でも今季の課題を克服すべく、バントやバスター、エンドランといったチーム打撃が毎日行われました

主力選手の岡本がポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を行う中、阿部監督は「岡本が抜けた穴は全員でカバーし、何とか点を取るという意識を持ってほしい」と選手たちに責任感を持たせました

さらに、個々の打撃力を高めるためにロングティーや1時間以上の打撃練習も実施しました

投手陣のトレーニング

 投手陣は、階段走や走り込みを通じて下半身を強化し、投球も精力的に行いました

今季は貯金1でリーグ3位に終わり、勝ち星を延ばすための「悔しさ」が選手たちの練習の原動力となりました

2月キャンプへの期待

 来春のキャンプは更に厳しい内容が予想されます

阿部監督は「チームプレーの徹底やメニューの数が増えるだろう

long long 練習になるでしょう」と述べ、厳しいトレーニングの必要性を強調しました

この秋のキャンプは来春、そして来季への準備段階にすぎず、シーズンオフも休む暇はないということです

今回の秋季キャンプは、選手たちの技術向上を目的とした厳しいメニューが組まれており、阿部監督の「地獄の春」という表現は、選手たちの覚悟を促すものです。チーム全体で課題を克服し、来季に向けた準備を強化している姿勢が印象的でした。
キーワード解説

  • 地獄の春とは? これは、厳しいトレーニングや精神的な試練を指す言葉で、選手たちの成長や覚悟を促すために用いられます。
  • 自主トレとは? 選手が自らの判断で行う練習のことです。オフシーズンに自己管理することで、体力や技術を維持・向上させることが目的です。
  • ポスティングシステムとは? 日本のプロ野球選手がメジャーリーグに移籍するための制度で、選手の代理人が移籍の交渉を行います。
  • シートノックとは? 選手間で行う守備練習の一つで、フィールディングや連携プレーを確認するために行われる練習です。

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