阪神・戸井零士、育成契約を更新し新たなスタートを切る

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阪神タイガースは、2025年11月14日に戸井零士内野手(20)との育成選手契約の交渉が合意に達したことを発表しました

契約内容では、背番号が「44」から「121」に変更され、年俸は480万円、前年から20万円減となることが決まりました

この日は秋季キャンプの休日にあたることから、高知県内のチーム宿舎で契約交渉が行われました

契約を終えた戸井は、「悔しい気持ちがあるので、やり返して1軍に上がれるように頑張りたい」と意気込みを語りました

戸井は2022年のドラフト5位で阪神に入団

今季は高卒3年目として2軍で86試合に出場しましたが、打率は1割6分8厘にとどまり、特に6月以降は月間打率が最高で8月に1割5厘という厳しい成績でした

その結果、プロ初の1軍昇格を果たせなかったのです

彼は、「ポイントが近すぎて真っすぐにさされていた」という反省を振り返り、オフシーズンにはトレーニングに励み、来年のシーズンに向けて力をつけることを誓いました

現在、戸井は高知・安芸で17日まで行われる秋季キャンプに参加しており、その向上心が次の目標への原動力となることでしょう

戸井選手の契約更新は、将来の可能性を秘めた若手選手が自らを奮い立たせるきっかけになりそうです。彼が1軍昇格を目指し、さらなる成長に挑む姿勢は、ファンにも期待感を与えることでしょう。育成選手としての試練を乗り越えて、来シーズンの活躍を期待したいところです。
キーワード解説

  • 育成選手とは?:育成選手はプロ野球チームが契約を結ぶ選手の一種で、主に若手選手の育成を目的としています。限られた人数で、支配下選手と比べて試合出場の機会が少ないですが、特に将来を見込まれる選手が多いです。
  • 打率とは?:打率は、野球における選手のヒット数を打席数で割った数字で、選手の打撃力を示す指標です。通常、0.300(30%のヒット率)が優れた成績とされます。
  • 年俸とは?:年俸はプロ選手や社員が1年間で受け取る給与のことです。特にスポーツ選手にとっては、その能力や実績が給与に大きく影響します。

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