この企画は、巨人が長嶋監督時代に導入した「球音を楽しむ日」にヒントを得たもので、選手の打球音やバットとボールが当たる瞬間の音を観客が体験できる新しい試合形式を目指しています
提案の背景には、コロナ禍の影響で無観客試合中に感じた新鮮な体験があります
掛布氏は「4万数千人が入る甲子園球場で、打球音が聞こえるような雰囲気を楽しむ機会が今の選手たちには少ない」と述べ、ファンとの新たな接点を作ることの重要性を訴えました
具体的には、打球音やピッチャーの投球音、キャッチャーミットにボールが当たる音などを観客に届けることで、選手とファンの距離を縮め、野球本来の楽しさを再認識してもらう狙いがあります
掛布氏は「この音を感じることで、子供たちやオールドファンも新たな野球の魅力を感じられる」と熱く語りました
また、同会議に出席した阪神・粟井球団社長もこの提案に対し前向きな姿勢を示し、「ファンの皆さんの協力も必要ですし、応援団との話し合いも考えています」と述べ、実現に向けた具体的な話し合いを進める意向を表明しました
掛布雅之氏の提案は、野球の魅力を再発見する機会を提供すると同時に、ファンと選手のより深い関係構築を促進する可能性があります。特にスポーツは音や雰囲気が大切な要素であり、こうした発想は新しい試みとして注目されています。
キーワード解説
- 球音とは?:球音は、野球の試合におけるボールとバットの接触音や、ピッチャーが投げたボールがキャッチャーミットに入る音のことです。
- 無観客試合とは?:無観客試合は、観客を入れずに行う試合のことで、特にコロナ禍において多くのスポーツで採用されました。
- ファンとの接点とは?:ファンとの接点は、選手と観客が交流する機会や瞬間のことで、試合を通じて感情や体験を共有することを意味します。

