辰己選手は、米国メジャーリーグ挑戦を望んでポスティングシステムを利用する予定でしたが、球団から認められずに国内FA権を行使することとなりました
ポスティングシステムとは、海外の球団が日本の選手を獲得する際に、事前に球団に対して金銭を支払う仕組みです
立命館大学出身である辰己選手は、2018年のドラフトで楽天から1位指名を受け入団し、ルーキーイヤーからレギュラーとして活躍
7年間で100試合以上出場し続けており、2024年シーズンには143試合に出場し、打率.294、7本塁打、58打点、20盗塁を記録
特に158安打はパ・リーグで最多の成績でした
使われ方と打撃成績への懸念
しかし、2025年シーズンは114試合に出場し、打率.240、7本塁打、32打点に留まりましたこの成績に対して高木氏は、「つまり、いかにレギュラーを張っていても、成績が1割台では使えない」と語り、辰己選手の現状を厳しい目で見ています
守備力には定評があり、5年連続でゴールデン・グラブ賞の外野手部門に選出されている辰己選手ですが、打撃力の成績が厳しさを増しているとのことです
「この成績ではポスティングを行ってもメジャーの球団からのオファーは難しいだろう」と高木氏は指摘しています
すでに13日から各球団との交渉が解禁され、辰己選手はオファーを受けた球団と交渉する方針です
果たしてどのような結果になるのか、注目が集まります
辰己選手のFA権行使は、多くの野球ファンや関係者に注目されています。特に、彼の昨シーズンの打撃成績がメジャーでの成功を難しくする可能性があるとの見解が示されており、今後の交渉結果が期待されます。彼の守備力は高く評価されていますが、打撃力が向上しない限り、FA権行使は自己のキャリアを損なうリスクもあるのではないかという見方もあり、今後の展開が鍵を握ります。
キーワード解説
- フリーエージェントとは？：プロスポーツ選手が現在所属するチームとの契約が満了した後、他のチームと契約交渉ができる権利のことを指します。
- ポスティングシステムとは？：日本のプロ野球選手がメジャーリーグなど海外の球団に移籍する際に、元の球団に対して譲渡金を支払うことを前提にする仕組みです。
- ゴールデン・グラブ賞とは？：野球選手の守備力を評価する賞で、守備部門で優れた成績を残した選手に授与されます。
