阪神・藤川監督、来季に向けて新戦力との「ケミストリー」を強調

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 阪神・藤川球児監督(45)は、15日に行われた「阪神秋季キャンプ」において、来季のセ・リーグ連覇を目指すためのチームづくりを進めている

彼は新戦力と既存戦力との「ケミストリー」(化学反応)を重要視し、チーム全体のパフォーマンス向上を目指している

 この日、藤川監督はいくつかの新加入選手を発表する中で、特に日本ハムからトレードで加入した伏見寅威捕手(35)と、西武から新たに獲得した元山飛優内野手(26)の存在に大きな期待を寄せた

伏見は豊かな経験値を持つ選手であり、数字的な実績もあるため、既存の捕手層を厚くする重要なピースと見なされている

既存選手の育成へも注力

 藤川監督は一方で、ブルペンにて富田蓮投手(24)の投球に目を光らせ、直接指導を行った

富田は今季開幕ローテーションに名を連ねるも、その後リリーフに配置転換され再び2軍に落ちるなど厳しいシーズンを過ごした

 「技巧派こそ、練習は本格派のような練習を」と厳しい言葉をかけ、彼の技術向上を促した

藤川監督は「来年の春にはアウトコース低めにいつでも投げられる技巧派としての進化を期待している」と話し、選手に対するハッパをかけた

選手に寄せる期待の言葉

 練習初日には、選手を座らせ、訓示を行った藤川監督

内容は「あと3日で今シーズンの全体としての練習が終わり、自分なりにレベルアップしてもらいたい

結果を残さなければならない」というもの

つまり、今後の全体練習が重要であると認識させる狙いがあった

 藤川監督の言葉には、新戦力の合流により、チーム内で化学反応が生まれ、パフォーマンス向上が期待されるという強い期待が込められている

来春には新たな体制のもとで戦う阪神タイガースに対し、さらなる進化と結果が求められる

 藤川監督が強調する「ケミストリー」は、チームの成長にとって非常に重要な要素です。新たに加わる選手との良好な関係が形成されることで、チーム全体のパフォーマンスが向上する可能性があります。また、既存の選手に対しても高い期待を寄せ、成長を促す姿勢は、指導者としての手腕が問われる場面です。来季の阪神タイガースがどのように変わるのか、ファンとしても注目したいところです。
キーワード解説

  • ケミストリーとは?化学反応を意味し、スポーツでは新たな選手がチームに加わることで生まれるポジティブな変化を指します。
  • 捕手とは?野球で自チームのピッチャーを受ける選手のことで、試合の進行や投手との連携が重要な役割です。
  • ブルペンとは?通常は投手が投球練習を行う場所を指し、試合中に投じられるピッチの準備をするためのエリアです。
  • セ・リーグとは?日本のプロ野球のリーグの一つで、全国のプロチームが競い合います。特にDH制というルールが特徴です。

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