巨人育成ドラフト1位指名の冨重英二郎選手、阪神・近本斬りを目指す

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プロ野球の巨人に育成ドラフト1位で指名されたBC神奈川の冨重英二郎投手(24)が、15日に東京都内で入団交渉を行い、支度金290万円、年俸400万円で仮契約を結びました

背番号は011に決まり、冨重選手は「自分の今の強みである曲がり球と今後習得するであろう落ち球をコンビネーションで(使って)、最後は力強い真っすぐで打ち取れたら」と意気込みを語りました

冨重選手が目標に掲げたのは、阪神の近本光司選手です

近本選手は2021年に最多安打を獲得し、今季もリーグで3位の160安打を記録した実力者で、「今は投げたら本当にどこでも打たれそう

そういうレベルの高い選手と戦ってみたい」と冨重選手は述べています

冨重選手の投球スタイルはカット気味の真っすぐが武器ですが、理想としているのはカブスの今永昇太選手のような「下から上に吹き上がる」直球です

最速151キロの直球にさらに磨きをかけ、早く支配下選手の座をつかむことを期待されています

冨重選手は2001年6月1日、神奈川県横須賀市に生まれ、5歳から野球を始めました

中学校では横浜東金沢シニアでプレーし、高校では東海大相模高校で甲子園出場を果たしましたが、登板はありませんでした

さらに、国際武道大学を経て24歳で社会人チーム・バイタルネットに入社しましたが、5か月で退社した後、BC神奈川に入団し、今季は10試合に登板して3勝2敗、防御率2.01という素晴らしい成績でリーグ西地区の最優秀防御率のタイトルを獲得しています

冨重選手は、育成ドラフト1位での指名を受けて意気込みを語った。目標に掲げた近本選手との対戦は、彼にとって大きな刺激となるだろう。今後、成長していく姿とともに、チームへの貢献が期待される。
キーワード解説

  • 育成ドラフトとは?プロ野球チームが将来の選手育成を目的として、選手を指名する制度のことです。
  • 支度金とは?選手契約に際して選手が受け取る初期の報酬金のことで、契約成立時に支給されます。
  • 防御率とは?ピッチャーが与えた失点の数をイニング数で割ったもので、投手の成績を示す重要な指標です。
  • 最優秀防御率とは?リーグ内で防御率が最も低い投手に授与されるタイトルで、投手の実力を示す大切な指標です。
  • 直球とは?ピッチャーが最も基本的に投げる球種で、スピードや制球力が重要です。

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