この日、24年のドラフト1位右腕、村上泰斗投手(18)が現状維持の来季年俸800万円でサインしたことが報じられました
村上選手はオフシーズンに、オリックスの山岡泰輔投手(30)に弟子入りすることを明らかにし、26年シーズンでのプロ初勝利を目標として掲げました
本来、村上選手と山岡選手は面識がなかったようですが、すでに自主トレーニングに参加している先輩の大津選手の紹介を受けて、山岡選手の自主トレに参加することが決定しました
村上選手は「自分は山岡さんとタイプがよく似ていると思いますし、フォームも参考にさせてもらっています」と語りました
山岡選手は、2019年に13勝4敗を記録し、勝率7割6分5厘で最高勝率のタイトルを獲得した実績を持ちます
また、21年から23年にかけてオリックスのリーグ3連覇にも貢献するなど、そのキャリアは輝かしいものです
さらに、大津選手も“山岡塾”に参加してから、先発ローテーションの一員として活躍し、今季も6勝2敗、防御率1.92の好成績を収めています
村上選手は「憧れてきた選手なので、いろいろなところを自分の身にできたらなと思います」と期待感をにじませ、オフの特訓は南国沖縄で行われる予定です
しかし、プロ1年目の今季は右肘と腰を痛めたことから、1、2軍公式戦での登板はありませんでした
ファームの非公式戦では5試合に登板し、成績は0勝0敗、防御率9.00
入団当初から未来のエース候補と期待されていた村上選手ですが、プロの厳しさに直面しました
「1年間全力で戦うと、やっぱり疲労がくるもんだなと思いました
自分の体力ではやっていけないというのは強く感じた」と反省の弁を述べました
今後は、2軍の先発ローテーションに定着し、「後半戦には1軍で投げて勝利を挙げられるようになりたい」とイメージを膨らませているようです
村上泰斗投手がオフに山岡泰輔投手に弟子入りすることが決まったことは、個々の選手が成長するための様々な戦略があることを示しています。憧れの選手に学ぶことで、自らの成長を目指す姿勢が評価されます。プロ一年目の反省や体力の課題を克服し、責任感を持って挑む彼の姿に期待が高まります。
キーワード解説
- 契約更改とは?選手と球団が今後の契約内容を見直し、年俸などを決定すること。
- 自主トレとは?選手がオフシーズンに自分自身で行うトレーニングのことで、本来のチームの練習から独立して行われる。
- プロ初勝利とは?プロの公式戦で初めて勝利を挙げることを指し、特に投手にとって重要な節目となる。

