青学大・中西聖輝投手が完投で神宮大会連覇へ貢献

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明治神宮大会の第3日目、青山学院大学は仏教大学に対し、2-1で勝利

特に注目を集めたのは、青学大のエースであり、ドラフト会議で中日から1位指名を受けた中西聖輝投手(4年、智弁和歌山)である

彼は最速152キロを誇る右腕で、この試合で3安打1失点と完投でチームを勝利に導いた

中西投手は、試合を通じて123球を投げ、打者11人から三振を奪う好投を見せた

しかし、投球の軸であるフォークボールが絶不調だったほか、滑り止めのロジンが手に合わず、苦しむ場面もあった

それにも関わらず、「フォークが駄目だったので、他の球種を投げるときに腹をくくれた」と話し、110キロ台のカーブを効果的に使用して修正を施した

打撃面でも彼は四回に投手強襲の適時打を放ち、得点に貢献

「芯に当たってくれと思いながら振った」と振り返る一打は、試合の流れを引き寄せる重要な要素となった

試合を視察していた中日・岡野スカウトは、「さすがのゲームメーク能力

直球、変化球ともに制球良くしっかりと投げられている」と、中西投手の能力を高く評価した

来季から始まるプロ野球生活に向けて、彼は史上6校目となる神宮大会連覇を成し遂げ、有終の美を飾る

エースとして「このチームに負けは似合わない」と力強く語った中西投手の姿勢は、プロの舞台でも活かされることだろう

中西聖輝投手のこの試合でのパフォーマンスは、彼の投手としての成長を示すものでした。特に、フォークボールが不調であった中での他球種を活かした投球は、プロではより多様な戦術を必要とされるため、非常に意義深いものです。また、打撃でも得点に貢献するなど、攻守両面でチームを支える姿勢が印象的でした。来季のプロ入りが待ち遠しいです。
キーワード解説

  • フォークボールとは?:フォークボールは、通常のストレートよりも遅く、つるっとした投げ方で抜けるように落ちる球種です。打者にとっては、見極めが難しい球として知られ、三振を奪うために投手が多く使用します。
  • ロジンとは?:ロジンは、投手が手に付けることでボールを握りやすくするための粉です。これにより、ボールが滑らず、投球時の精度が向上します。
  • 三振とは?:三振は、打者が3球のストライクを取られることを指します。これは投手にとって重要な指標であり、投球の質を示すものとされています。

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