阪神の近本光司選手、FA権行使せず阪神残留を決断

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2025年11月17日、阪神タイガースの近本光司外野手(31)が、取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、阪神に残留することを決定した

近本選手は、11日の夕方までに行使しないことに至るまで、球団との交渉に臨んでいた

特に、後輩たちへの思いが残留の背景にあったとも言われている

近本選手のキャリアと実績

兵庫・淡路島出身の近本選手は、社高校、関西学院大学、大阪ガスを経て、2018年にドラフト1位で阪神に入団

入団以来、7年連続で規定打席に到達しており、今季は打率.279、3本塁打、34打点、および32盗塁で盗塁王を6度獲得した

特に、長嶋茂雄以来、史上2人目となる新人から7年連続130安打を達成したことも注目される

5年契約の意義

近本選手は、球団との過去の交渉も含めて、しっかりと自分の野球人生を考えていきたいと願っていた

FA申請前日の10日、西宮市内の球団施設で姿を見せた際も、多くは語らなかったが、球団との長時間にわたる話し合いの結果、FA宣言せず残留することになった

条件面では、5年総額25億円という大規模な契約が成立

残留理由とファンへの思い

近本選手は、残留の決断について「甲子園で7年間やってきて、ファンの歓声の中で野球をすることが素晴らしい」と語り、多くのファンに支えられてきたことを感謝している様子がうかがえた

互いの選択肢が限られていたことも、無事に契約がまとまった要因だとされている

近本選手の阪神残留は、チームにとってもファンにとっても非常に喜ばしいニュースです。彼の選手としての成績や存在感は、阪神にとって非常に大きな意味を持っています。さらに、FA権を行使せずに残留することを決めた背景には、彼の強いチーム愛とファンへの感謝があったことが、今後のチームの士気にも良い影響を与えることでしょう。
キーワード解説

  • フリーエージェント(FA)とは?プロスポーツにおいて、選手が所属していたチームから契約が切れた後、他のチームと自由に契約を結ぶことができる権利を指します。
  • 規定打席とは?プロ野球において、選手が一定数の打席に立つことで、その選手の成績が公式に認められることをいいます。規定打席に達することによって、打率などの記録が計算されます。
  • 盗塁王とは?プロ野球において、そのシーズンに最も多くの盗塁(塁にいる選手が次の塁に進むこと)を成功させた選手に贈られるタイトルを指し、ピッチャーの投球とキャッチャーの送球への巧みな判断力が求められます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。