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阪神電鉄が提案する「無音試合」が注目を集める

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2025年1月21日、大阪市内で開催された甲子園歴史館の運営会議において、阪神電鉄の粟井球団社長と掛布雅之OB会長が出席し、球団創設90周年に向けた新たな試みとして“無音試合”が提案された

この試合では、観客による鳴り物や応援を控え、打球音や選手たちのプレー音を楽しむことが目的となる

掛布OB会長は、「長嶋さんが監督の時に東京ドームで球音を楽しむ日があった」と回想し、2000年6月14日の巨人対横浜戦を例に挙げた

コロナ禍の際に無観客試合で体験された「野球の音だけが響いていた」環境を振り返り、彼は「甲子園球場で打球音が聞こえる中での試合は、現在の選手たちには経験がないのではないか」と語った

掛布会長は更に、「オールドファンも喜ぶ内容になるだろう」とし、選手たちが打ったホームランの音やその感動を直接的にファンに伝えることの意義について強調した

粟井社長も「このアイデアを生かして形にしたい」と前向きな姿勢を示し、実現に向けた意欲を表明した

また、会議の中で甲子園歴史館の2024年度の来館者数が過去2番目にあたる約19万人に達する見込みも報告された

これは甲子園の100周年による効果が大きいとされ、これらの取り組みがさらなる集客につながることが期待されている

今回の提案である「無音試合」は、選手とファンの新たなつながりを生む可能性があり、特にオールドファンにとっては懐かしい体験となるかもしれません。また、打球音が響く静かな球場は、野球の本質に迫るような感動的な試合を演出できるかもしれません。
ネットの反応

阪神タイガースの掛布雅之氏が提唱した無音試合について、コメントは賛成と反対の声が混在していることがわかります

多くのファンがコロナ禍での無観客試合を思い出し、選手の声やプレー音を間近で聴ける新しい体験を楽しんだと述べています

中には、「サイレントデー」として特別な日を設けることは良い案だという意見もあり、静かな試合が注目されることへの期待が見受けられます

また、「鳴り物応援が不要だ」というコメントも多く、観客が選手のプレーに集中できる環境を求めている様子が伺えます

一方で、甲子園の醍醐味として鳴り物応援を重視する意見や、特定の試合にだけ鳴り物を用いる「応援DAY」などの企画に賛成する声もあり、ファンの間で意見が分かれています

さらに、過去に無音試合を試みた際には客足が減ったとの懸念もあり、阪神ファンがいつもの応援スタイルを変えずにはいられないといった意見もあります

これらのコメントからは、静けさの中での新たな観戦体験への期待と、伝統的な応援文化の間での葛藤が見て取れます

ネットコメントを一部抜粋

  • 普段聞こえなかった音が聞こえてきて、新鮮だった記憶がある。
  • 手始めに「くたばれ◯売」をやめるよう提案してもらいたい。
  • 鳴り物も施設応援団も全試合要らない。
  • 打球音だけでなく選手間の声掛けなど普段耳に出来ない「プロ野球の音」が聞ける。
  • 鳴り物無くなったらただヤジが飛び交い響き渡る可能性もあると思います。
キーワード解説

  • 無音試合とは?無音試合は、観客の応援や鳴り物を排除し、選手のプレー音やボールの音など、本来の野球の音を楽しむ試合スタイルを指します。
  • 甲子園歴史館とは?甲子園歴史館は、阪神甲子園球場に関する歴史や文化を展示する施設であり、野球ファンにとって貴重な情報源となっています。

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