21日、大阪市内で開催された「甲子園歴史館運営会議」の第16回理事会・定例報告会に顧問として初出席した掛布会長は、この新たな試みについて言及した
無音野球の意義
掛布会長は、甲子園球場で打球音がクリアに聞こえる環境での野球観戦が、選手やファンにとって新たな体験となると考えている彼は「90周年という特別な年に、4万人以上のファンが集う甲子園で、打球音が聞こえるような環境をファンが演出できれば、素晴らしい試合が見られる」と述べた
過去の例に学ぶ
掛布会長の提案には、過去の「球音を楽しむ日」という企画が影響を与えているこの日は、球団がトランペットや太鼓による応援を控え、拍手や声援のみで試合を進行した
掛布会長は、「このような静かな環境で、選手たちが相互に音を届けるような試合も新鮮だろう」と思いを語った
ファンとの新たなコミュニケーション
さらに、「選手がファンに音を届ける」との視点を強調し、具体的には佐藤輝明選手がホームランを打った際に「こんな音がするのか!」と感じてもらうことができるのではないかと述べた掛布OB会長の提案は、野球の観戦スタイルを革新する可能性を秘めていると言えます。無音の中で選手のプレーに直接耳を傾けることで、新たな魅力を引き出すことができるかもしれません。ファンにとっても新しい体験となるでしょう。
ネットの反応
阪神タイガースの掛布雅之OB会長が提案した「無音野球」に関するコメントは多岐にわたります
多くの意見は、球場における応援の音がどのように楽しめるか、また無音環境がもたらす新たな体験への期待を表現しています
特に、試合中の打球音やキャッチャーミットに収まる音がしっかりと聞こえることで、選手のプレーをより身近に感じられることを評価する声が目立ちました
一方で、賑やかな応援や鳴り物が好きなファンも多く、特に子供たちにとってはそのような雰囲気が楽しさにつながると指摘されています
実際に、応援があることで場の雰囲気が盛り上がり、試合がよりエキサイティングに感じられるという意見が多く見られました
私はこのような意見からも、多様な価値観が存在することが伺えます
さらに、コロナ禍での無観客試合や応援自粛の経験に言及するコメントもあり、静かな環境が選手のプレーに注目する新たな機会を提供する一方で、ファンの応援がないことで試合の楽しさが薄れる懸念も示されています
特に、ファン同士の応援や一体感を好む人々にとっては、無音野球というアイデアに対して戸惑いや不安を覚える意見も少なくありません
このように、掛布氏の提案に対する反応は様々であり、賛否が交錯する中で、どのような応援スタイルが理想なのかを考える良い機会となっています
球団側が提案する試みを実際に体験できるかどうか、注目されるところです
ネットコメントを一部抜粋
まぁ、球場の応援も悪くないとは思うけど、ずっと応援してるのもうるさいって思うのも確か!
テレビで観る分にはたまにはいい感じだろうけど、実際試合観に行った人達はどうかなあ。
コロナ禍の応援自粛・ソーシャルディスタンス開催で無音野球を体験しました。
阪神球団創設90周年記念に何試合か試験的に導入するのは良いことですね。
子供の頃旧東京スタジアムにロッテ戦をよく見に行きました。
キーワード解説
- 無音野球とは?音楽や応援をやめて、球の音や選手の声が聞こえる静かな環境で野球を楽しむことを指します。
- 球音を楽しむ日とは?過去にプロ野球で行われた試合の特別な日で、音楽や応援を控え、ファンが応援する形態を変えた試みです。