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阪神・掛布氏、甲子園で新たな観戦スタイルを提案

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阪神タイガースの掛布雅之OB会長(69)が、2025年1月21日に大阪市内のホテルで開催された「甲子園歴史館」の運営会議に出席し、球団に対して新たな観戦イベントの実施を提案しました

この提案は、かつて巨人が実施した「球音を楽しむ日」に倣ったもので、コロナ禍での無観客試合を経験した選手たちにとって、新たな刺激となることを期待しています

掛布氏の提案の背景

掛布会長は、コロナ禍による無観客試合で、球場の打球音やボールがキャッチャーに入る音が響いたことを振り返り、「約90周年を迎える甲子園球場においてファンと一体となった観戦スタイルを作り出すことで、新しい野球の楽しみ方を提案したい」と述べました

このような試合が行われることで、ファンも選手も音を通じて新しい体験を得られるのではないかと考えています

過去の実績を参考に

掛布氏は、2000年に巨人が実施したファンの応援スタイルを参考にしました

このイベントでは、ファンが鳴り物による応援を自粛し、拍手だけで応援する日が設けられ、選手たちのプレーに集中できる環境が整えられました

このアイデアを再構築する形で、選手たちが打球音を体感できるようなイベントを提案する意義を強調しました

球音を楽しむ意味

掛布会長は、「佐藤輝が打ったホームランが出れば、子どもたちも『こんな音がするの!』と思うことができる」と語り、打球音やピッチャーの投げたボールの音がファンに与える影響についても言及しました

ゲームの中にこういった音の要素を取り入れることで、野球の本質を再確認し、より楽しい観戦体験を提供できるという考えです

今後の展望

このアイデアを聞いた阪神球団の粟井一夫社長は、「音のない試合」としての企画について前向きに検討する考えを示しました

ただし、実現に関しては「今季中に間に合うかどうか」と慎重な姿勢を見せています

ファンとの協力が重要となるため、具体的な計画が進むかどうかは今後の動向に注目が集まります

掛布雅之氏の提案は、過去の経験を踏まえた新しい観戦スタイルの可能性を示すものです。特にスポーツ観戦はファンとの交流が重要な要素であり、音を通じた体験が新たな感動を生むかもしれません。今後の実現に期待が高まります。
キーワード解説

  • 球音とは?:球音とは、野球の試合中に発生する打球の音や投球の音など、球場でプレーされる音のことを指します。これを楽しむことで、野球本来の魅力を感じることができます。
  • コロナ禍とは?:コロナ禍とは、COVID-19ウイルスの感染拡大に伴う社会や経済に大きな影響を及ぼした時期を指します。この期間中、スポーツイベントは無観客などの制限が設けられました。

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