阪神・藤川監督、秋季キャンプ総括:若手育成への厳しいまなざし

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阪神・藤川球児監督(45)が17日、高知・安芸市営球場で行われた秋季キャンプの総括を発表した

監督は「まずはゆっくりしたいです

心身ともにパワーを使いました」とその疲労を訴えた

藤川監督は、リラックスする時間があればと新庄剛志監督(日本ハム)を引き合いに出し、自らの心の内を明かした

新庄監督は「ファイナルアップデート中」として、自軍の秋季キャンプに不在で、グラウンド外からチームの準備を進めている

その姿勢に藤川監督は憧れを示しつつも、自チームの現状に厳しい視点を持っていることを強調した

キャンプのMVPについて尋ねられると、「いないでしょ、ハッハ」と笑い飛ばし、「いないということは、チーム状態がいいということ」とも語った

一方で「自分たちの思うところにはいませんから」と話し、一軍の宜野座組が参加できるレベルには至っていないと辛口評価を続けた

特に前川、小幡、高寺といった一軍経験者たちについては「目立たなかったね、このキャンプでは全く」とバッサリ

藤川監督は「2025年のチームは終わりましたし、26年の編成は変わっていくから、頑張って」と希望を託し、さらなる成長を求める姿勢を示した

最後に監督は、球場周りの木々を指差し「冬眠します

私も1回枯れて、また2月、3月に春の芽のようにチーム作りとして出てくれればと思います」と独特な世界観で結び、球場を後にした

藤川監督は新庄式オフへの憧れを語りつつも、若手選手たちには厳しさを貫き、2026年に向けて準備を進める決意を新たにした

藤川監督の秋季キャンプに対する振り返りは、厳しい評価ながらも選手の成長を願う強い気持ちが伝わります。特に若手選手への期待や厳しさを表現する姿勢は、彼らの成長にとって重要です。新庄監督のアプローチを憧れつつ、自らのスタイルを崩さず、私たちに多くのことを考えさせる内容でした。
キーワード解説

  • 秋季キャンプとは?通常、プロ野球チームがシーズンオフに行う練習やトレーニングを指します。選手たちは新しい技術や戦略を学ぶだけでなく、フィジカル面を強化する機会でもあります。
  • MVPとは?「Most Valuable Player」の略で、特定の試合やシーズンで最も価値のある選手に与えられる賞です。通常、パフォーマンスやチームへの貢献度から選ばれます。
  • 厳しい姿勢とは?選手に対して高い期待や要求を持つ態度のことで、成長を促すために必要な指導方法です。監督が選手に対して厳しくすることで、パフォーマンス向上を図る目的があります。

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