徳山選手は、ベイスターズでの4年間を振り返りながら、トライアウトの特異な雰囲気を語りました
「すごい緊張感のある環境でした
このユニフォームを着て投げるのは最後だったので、ファンの方も来てくださって、ツーシームも思い描いた軌道で投げることができた
悔いのないピッチングができた」と述べ、自身でも満足のいく投球をしたようです
新球ツーシームの効果と今後の展望
トライアウトでは、徳山選手が強調した新球のツーシームが鍵となりましたツーシームとは、投手がボールを投げる際に、横回転をかけて相手打者にぶつかるようなコースに投げる球種です
この球種の利点は、打者がスイングする際にタイミングを外されやすく、非常に効果的だという点です
打者との対戦
試合では、元西武ライオンズの渡部健人選手が初打者で登場しましたが、徳山選手はインコースにツーシームを巧みに投げ込み、簡単に追い込むことに成功3球目には146キロの球速で打者のバットをへし折り、結果的にサードゴロに打ち取ることができました
続く打者に対しても同様の攻めで、完全にペースを掌握しました
プロ入りからの苦労
徳山選手は、2021年にドラフト2位で横浜ベイスターズに入団した期待の若手右腕であり、昨シーズンにはプロ初勝利を挙げる等、順調な成長を見せましたしかし、今季は一軍登板がないままシーズンを終え、苦境に立たされています
最終的に29試合に出場し、防御率は2.45という素晴らしい成績を収めたものの、自身のスタイルを確立する機会が得られないままとなっています
最後の自己表現
「今日は、『これからの自分はこのスタイルでいきます』という姿勢をしっかり見せられたと思います」と語る徳山選手トライアウトは今後の自分の選手生命をかけた大事な場であり、成功を収めたことで次のステージへの道が開かれることが期待されます
徳山選手がトライアウトで見せた投球は、彼の新たなスタイルを示す重要な場面でした。将来的に彼がこのスタイルを確立し、再び一軍で活躍することが期待されます。
キーワード解説
- ツーシームとは?投手が横回転をかけることで打者のタイミングを外し、効果的に打ち取るための球種です。

