この若手右腕は、来年の自主トレーニングへの参加を志願し、上沢投手から了承を得たところだ
藤原投手は、今年12勝を挙げた上沢投手に強い憧れを抱いており、これまで交流の機会がなかった
特に彼は、高校卒業後2年目であるため、プロの世界で多くの経験を積んだ先輩に教えを請うことの重要性を認識している
藤原は、秋季練習前に球団が支給した携帯電話を使い、勇気を振り絞って上沢の連絡先を検索し、メールを送信したという
「緊張しましたね」と藤原は回想するが、上沢からの返事は快諾だった
藤原は、福岡・飯塚高校を卒業し、育成ドラフト6位でプロ入りを果たした
彼の最大の武器はその直球で、プロ入りからわずか2年で155キロの自己最速を記録している
春季キャンプでは、A組(1軍)の紅白戦にも参加し、彼に寄せられる期待は大きい
しかし、藤原投手には変化球の精度に関する課題もある
「変化球が入らず、真っすぐを狙われて打たれた」と藤原は苦しみを語る
彼が真速球派であることから、より高いレベルでプレーするには変化球の強化が不可欠であることは明らかで、そこで多彩な変化球を操る上沢投手が理想的な指導者と考えた
藤原は、18日に行われた球団の納会ゴルフに参加後、帰宅する上沢に向かい「お願いします」と挨拶する姿も見受けられた
「3年目は勝負の年なので」と故意を示した藤原は、今後の成長に向けて強い覚悟を持っている
藤原大翔選手が上沢直之選手に弟子入りすることで、どのように成長するのかが楽しみです。若手選手が経験豊富な先輩から直接教えを受けることは、技術向上につながる重要なステップです。藤原選手の今後の活躍に期待が高まります。
キーワード解説
- 弟子入りとは?: 弟子入りとは、特定の技術や知識を持つ師匠のもとで教えを受けることを指します。
- 直球とは?: 直球は、主に速球と呼ばれ、ボールを真っ直ぐに投げる球種のことです。速さが特徴です。
- 変化球とは?: 変化球は、球の軌道や回転を変えることで、打者のタイミングを狂わせるための投球です。

