今回の移籍は、今オフのFA市場における第一号となり、楽天によるFA補強は鈴木大地選手以来5年ぶりのこととなる
伊藤光選手のキャリア
伊藤光選手は、2014年にオリックス・バファローズでベストナインとゴールデングラブ賞を受賞した実力派捕手であるその後、横浜DeNAへ移籍した伊藤選手は、一定の試合出場機会を得て仕事を続けていたものの、2025年シーズンはわずか6試合の出場にとどまり、さらなる出場機会を求めてFA宣言を行った
楽天の捕手事情
来季の楽天は、支配下登録されている捕手が12球団で最も少ない5人という厳しい状況にある加えて、期待されていた安田悠馬選手が長期離脱することが決まっており、打率.176と苦しむ太田光選手を含め、捕手の補強は急務であった
経験豊富な伊藤選手の加入により、来季はより盤石な陣容でシーズンに臨むことが期待されている
ドラフトと移籍の意味
今ドラフトでは、楽天が4位で大栄利哉選手（学法石川）、育成5位で島原大河選手（愛媛マンダリンパイレーツ）を指名しており、これに伊藤選手が加わることでチームがより充実することが見込まれる推定年俸と補償について
伊藤選手の推定年俸は5200万円とされ、これはCランクに該当することから、移籍に際して補償が発生しないと考えられている伊藤光選手の楽天移籍は、チームの捕手不足解消に寄与する可能性が高いです。 捕手は守備だけでなく、投手との連携も求められる重要なポジションであり、経験豊富な伊藤選手が加わることで、来季のチーム戦略が大きく変わると期待されます。
キーワード解説
- フリーエージェント（FA）とは？：FAは、選手が特定の球団に所属することなく自由に他の球団と契約できる権利を指します。
- ゴールデングラブ賞とは？：守備に優れる選手に贈られる賞で、その年に最も優れた守備を見せた選手に授与されます。
- 支配下選手とは？：プロ野球において、その球団が直接管理することのできる選手を指します。
