左腕・伊藤稜、来季に向けてツーシーム習得に挑戦!秋季キャンプでのアピールを光らせる
阪神タイガースの育成選手、伊藤稜投手(26)が秋季キャンプでの投球を通じて、来季に向けた強い意欲を示している伊藤は昨季、左肩の痛みから実戦に登板できなかったが、今季は2軍でローテーションを完走し、存在感を示している
彼は、来季に向けて新たにツーシームという球種の習得に取り組む意向を表明した
秋季キャンプでは475球を投げ込み、2試合の対外試合にも登板するなど、投げることに集中した
彼は、ウエスタン・リーグで23試合に登板し、99回1/3を消化
成績は8勝7敗で防御率は2.63という素晴らしい数字を残したが、依然として改善点を認識している
「もっと簡単に打ち取れるようになりたい」と語り、特にテンポを意識した投球を求めている
ツーシームの重要性と効果
ツーシームは、通常の直球とは異なり、バッターが打ちにくいように微細な変化を加えた球種であるこの球種は、カウントを取りに行く際や、1球でゴロを打たせることをイメージして使われる
伊藤にとっては、持ち球であるスライダーやカットボール、チェンジアップと併用することで、打者に対する威圧感をより一層高める狙いがある
10月の「みやざきフェニックス・リーグ」では、ツーシームを早速投げ始め、オリックス戦では5回2安打無失点という好投を見せた
省エネの69球で抑えた投球に手応えを感じ、安芸のブルペンでも引き続きツーシームを試みたが、さらに制御を磨く必要があるとのことだ
苦しみを乗り越えた伊藤稜の覚悟
育成選手としての5年目を迎えた伊藤は、「しっかり結果を出さなきゃいけない」と語り、勝負の年にする決意を表明したこれまでの苦労を乗り越え、来季は自らが花を咲かせることを目指している
伊藤稜選手は秋季キャンプを通じて多くの球を投げ込み、来季に向けた準備を進めています。特に新たに習得を目指すツーシームが、彼の投球の幅を広げる重要な要素になりそうです。選手自身が課題を認識し、それを克服するための努力をしている姿勢は、今後の成長を期待させます。
キーワード解説
- ツーシームとは? ツーシームは、ストレートの一種で、ピッチャーが投げるボールが少し変化しながらバッターに向かう球種です。この球は、バッターが打ちにくく、特にゴロを打たせることに効果的です。
- ウエスタン・リーグとは? ウエスタン・リーグは、日本のプロ野球における二軍のリーグで、各チームが育成選手を試合に出し、技術を磨く場として重要な役割を担っています。

