阪神大山悠輔選手、甲子園に外野テラス席設置を要望

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阪神タイガースの大山悠輔内野手(30)は、2025年11月18日に行われた契約交渉の席で、甲子園球場に外野テラス席を設置してほしいとの要望を球団に対して明かしました

この外野テラス席設置の要望は、彼自身がプレーする今季や、若手選手への影響を考慮した提案であり、プロ入り10年目を迎えた大山選手は、チームの“兄貴分”としてリーダーシップを発揮しています

契約内容と今季の振り返り

大山選手は、兵庫県西宮市にある球団事務所において、昨オフに結んだ5年契約の2年目として、来季は現状維持の年俸3億4000万円でサインしました

今シーズンは5番打者として期待される中で、喜びや悔しさの両方を味わう期間だったと述べています

後輩選手たちの成長も考え、球団に具体的な提案をする姿勢が印象的です

テラス席設置による本塁打の増加

外野テラス席の設置が進められる背景には、専門用語である「本塁打メモ」があります

本塁打メモとは、ある特定の試合数における本塁打の記録を指します

楽天モバイルやみずほペイペイドーム、ZOZOマリンなどの球場では、テラス席設置後に本塁打の数が大幅に増加した事例が数多く報告されています

過去の本塁打記録

球場名 設置年 設置前本塁打数 設置後本塁打数
楽天モバイルスタジアム 2013年 38本 92本
みずほペイペイドーム 2015年 70本 144本
ZOZOマリン 2019年 91本 146本

甲子園のラッキーゾーンについて

甲子園球場には91年まで「ラッキーゾーン」が設置されており、この区域は外野フィールド内に設置された金網と外野フェンスによって囲まれていました

1947年に設置され、1991年に撤去されたことで、本塁打の打率が減少したことが知られています

大山選手の提案は、甲子園球場の観客席を活性化し、ファンが楽しめる環境作りにつながる可能性があります。特に、外野テラス席の設置によって、選手たちのパフォーマンスも向上し、観客との一体感を生むことが期待されます。今後の球団の対応が注目されるでしょう。
キーワード解説

  • 外野テラス席とは?野球場の外野に設けられた観客席で、選手が打った本塁打を観客が楽しめる特別な席です。
  • 本塁打とは?バッターが打ったボールが外野フェンスを越え、無条件で得点が入ることを指します。
  • ラッキーゾーンとは?特定の本塁打を打ちやすくするために設計された区域で、その設置・撤去が試合結果に大きな影響を与えました。

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