この試合では、立命大のリリーフ投手である若田部達生選手(3年・福岡大大濠)が全国デビューを飾り、完封勝利に貢献しました
達生選手はプロ野球界で著名な若田部健一投手コーチの息子であり、父の影響を受けながらも独自の道を歩んでいます
若田部達生投手の活躍
達生投手は、身長188センチの長身右腕で、試合は8回から登板スリークオーターという投球フォームで、最速148キロを記録しながら、すべての打者を13球で三者凡退に抑えました
試合中は「少し緊張はしたが、いい経験になった」とコメントしており、緊迫した場面でも堂々とした姿勢を見せました
父・若田部健一投手コーチの影響
達生投手の父、若田部健一コーチは、ソフトバンクで日本シリーズを制し日本一になった経験を持つ傑出した選手です大学時代には控え投手としての経験がある達生選手は、父の偉大さを実感し、「こういう環境で投げ続けていたのがすごい」と述べています
また、試合前に「いつも通り投げたら大丈夫」というエールをもらっての登板でした
投手陣の奮闘
立命大学の投手陣は大会を通じてわずか2失点に抑え、完封勝ちも達成9回には有馬伽久投手(3年・愛工大名電)が登板し、試合の終息を見届けました
決勝戦に向けての抱負
達生選手は試合後、「次も勝ってこれまで関わってくれた人たちに恩返しがしたい」と語り、決勝戦での勝利を目指す意欲を示しました若田部達生投手の全国デビューは、多くのファンから期待されている若手選手としての地位を確立する一歩となりました。彼の父親が持つプロの経験をしっかりと引き継ぎ、今後の成長が非常に楽しみです。また、立命大学全体としても、初の決勝進出はチームにとって大きな成果です。
キーワード解説
- 明治神宮野球大会とは?大学と社会人チームが参加する伝統的な野球大会で、全国の大学野球の舞台ともいえる。
- スリークオーターとは?投球フォームの一種で、腕をほぼ水平に振り出して投げるスタイル。
- ドラフトとは?プロ野球チームが若い選手を指名するための制度で、特に高校生や大学生が対象となる。

