報道陣の取材に応じた山口オーナーは、「補強ポイントはもう明らかで、先発を中心とした投手陣、それから外野手
さらには岡本がいなくなるということもあるので、クリーンアップを打てる野手といったところが補強のテーマになると思っています」と語りました
ここでいう「クリーンアップを打てる野手」とは、主に3番、4番、5番の打順に入る選手を指し、得点圏での打撃能力が高く、チームの得点源となる選手です
山口オーナーは、これらを外国人選手やフリーエージェント(FA)選手の獲得を通じて実現できれば、「来年優勝を狙っていくことができる」と期待を寄せています
具体的には、チームは日本ハムからフリーエージェント権を行使した松本剛外野手や、メジャーリーグで10年間プレーし日本球界への復帰が期待されている前田健太投手の獲得に動くとのことです
一方で、若手選手の育成の重要性についても述べ、「そこがもちろん基本ですからね
生え抜きの投手、野手を底上げしていくのが当然のことながらチーム強化の軸」と話しました
なお、主砲の岡本選手がポスティングシステムを利用してメジャー挑戦することを許可した判断について、山口オーナーは「非常にジャイアンツに貢献をしてくれた
本人がメジャーに挑戦したいと言っているから、激励をして、是非活躍してほしいと言って送り出しました」と信頼を寄せていると語り、岡本選手に向けて「ご飯しっかり食べて頑張んなさい」という茶目っ気のあるエールを送ったことも明かしました
今回の山口オーナーの発言からは、巨人が来季に向けて本気でチーム強化を進めていることが伝わってきます。特に、チームの中心である岡本選手のメジャー挑戦に対する理解や、不安を感じさせない温かなサポートは、選手とフロントの信頼関係を示しています。若手選手の育成にも力を入れる姿勢は、将来的なチームの基盤を作る上で重要な要素といえるでしょう。
キーワード解説
- オーナー会議とは? - プロ野球において、各球団のオーナーが集まり、経営や運営に関する重要な事項を話し合う会議のこと。
- フリーエージェント(FA)とは? - 契約期間が終了した選手が他の球団と自由に契約できる制度のこと。
- ポスティングシステムとは? - メジャーリーグでプレーしたい選手が所属球団にその権利を求める仕組みのこと。

