その中で、特に目を引く打撃練習を行っていたのが吉田賢吾選手である
彼は、「結構、かなり感触は良いですね
今年で一番良い
これをやり続ければ、もしかしたら今までで一番良い感覚になるかもしれない」と自信を持って発言した
吉田選手はソフトバンクから現役ドラフトで入団し、今季が1年目である
プロとしてのキャリア3年目にして初めて開幕1軍入りを果たし、特に4月2日の古巣ソフトバンク戦ではプロ初本塁打を打つなど、5月上旬までに自己最多の4本塁打を記録した
しかし、7月には2度目の選手登録抹消を経験し、そのままシーズンを2軍で終えることに
「自分の中で余裕がなくなり、我欲が出てしまった
欲を捨てられていれば違った展開になっていたと思う」と、選手としての苦悩を語った
しかし、抹消期間は無駄ではなかったと吉田選手は振り返る
「この抹消はマイナスではないと自分に言い聞かせ、次に上がった時に変わった自分を見せられればと思っていた」とのこと
また今季の全112打席を振り返り、技術的な改善はもちろん、精神的にも変化があったと感じていると語った
「後半になるにつれて投手との戦いではなく、自分との闘いになっていた」と言うように、自身の内面的な葛藤にも気付いた
さらに、「しっかりとバッテリーと戦えていなかった
フェニックスリーグから、つかんだものを離さないようにやってきた」と今後への期待感を示した
吉田選手は「悪かった分、探っていけば過去最高の自分がつくれるんじゃないかなと思う」と意気込みを語り、4年目のシーズンでの巻き返しを目指している
吉田選手が打撃改善に取り組む姿勢はとても前向きです。選手としての自己分析を行い、精神面でも成長しようとしている様子が感じられます。来季の活躍が期待される一方で、過去の経験をしっかりと活かそうとしている彼の姿勢には、多くのファンからの共感が集まりそうです。
キーワード解説
- 現役ドラフトとは?現役ドラフトは、プロ野球の選手が他球団に移籍する際に行われる制度で、特に若手選手が他のチームに挑戦する機会を提供するものです。
- 抹消とは?選手登録抹消は、怪我や調子不良などで選手が一時的にチームの登録から外れることを指し、2軍での調整や療養を目的としています。
- フェニックスリーグとは?フェニックスリーグは、若手選手や故障復帰の選手を対象に開催される秋季のトレーニングリーグで、選手の育成を目的としています。

