深沢氏は、チーフ用具担当兼チーフブルペン捕手として、チームを支え続けた選手の一人である
退団にあたる19日、彼は2軍の練習施設「DOCK」で行われた秋季トレーニングの最終日を迎え、チームメイトやスタッフから別れの挨拶を受けた
特に、筒香嘉智内野手が深沢氏を誘い、密かに行われた「別れのキャッチボール」は、感動的なシーンの一つとなった
深沢氏はキャッチボールの中で、「向こう(筒香)から“やりましょう”と声をかけてくれた
ここ(DeNA)での思い出は、練習よりもそれ以外の場面で、みんなと楽しく過ごしたことが多かった」と語り、感慨深げにその瞬間を振り返った
深沢氏は、地元神奈川の藤嶺藤沢高から専修大学に進学し、その後クラブチームや独立リーグでプレーを重ね、2014年オフにDeNAに入団
以来、1軍と2軍のブルペンで投手陣を支える存在となり、特に2019年3月には「侍ジャパン」としてのデビューを果たしている
今季も多くの投手の投球を受け持ち、彼の存在はまさに「縁の下の力持ち」としてチームの成功に貢献してきた
退団の際、名残惜しい握手が続く中、深沢氏はDENAのファンや仲間たちに感謝の言葉を伝えた
深沢季生氏の退団は、DeNAにとって大きな損失です。彼がブルペンで果たしてきた重要な役割は、チームの投手陣にとって欠かせないものであり、選手たちとの信頼関係も深かったことでしょう。次のステップに進む彼の今後の活躍に期待します。
キーワード解説
- ブルペン捕手とは、試合中に投球練習を行う投手を支える役割を担う選手のことです。投手が試合に出る際、その準備を手助けし、精神的なサポートも行います。
- 侍ジャパンとは、日本のプロ野球選手で構成される日本代表チームのことを指し、国際的な野球大会で日本を代表して戦います。

