柳田悠岐、充実したオフシーズンを過ごし現役続行への意欲を示す

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 プロ野球・ソフトバンクの主砲、柳田悠岐外野手(37)は、活発なオフシーズンを送っている

19日には本拠地のみずほペイペイドームに足を運び、ウエートトレーニングに励んで筋力の強化に取り組んだ

「強くて動ける体」をテーマに掲げ、「オフに入ってからはトレーニングばかりやっています」と語り、充実感を漂わせた

 来季は2019年オフに締結した7年契約の最終年を迎える柳田

彼はかつて、長期契約が終了する来シーズンで現役を引退する考えを示しており、「バリバリの状態で引退したい」という思いを明かしている

これは加齢に伴いチームに対する貢献が難しくなることを避けるための「引き際の美学」を反映した発言である

 しかし、直近2年間は故障に悩まされ、結果を残せなかったものの、現在でも彼が球界屈指のスラッガーであることに疑いの余地はない

今秋のポストシーズンでは、特に存在感を発揮しており、日本ハムとのCSファイナルステージ第2戦では決勝の3ランを放ち、全6試合で安打を記録

記憶に新しい日本シリーズ第5戦では、阪神の石井からNPB最長となる50試合連続無失点記録を打破する同点2ランを放ち、その格の違いを見せつけた

 この日、柳田は「自分の体のことは自分が一番よく分かる

去年よりも進化している実感がある」と、肉体的な衰えとは無縁であることを強調した

彼はグラウンドでの成果とともに、「40歳現役」という目標を描いている

現役続行の条件として、柳田は主に「他者に認められる」「チームに求められる」「自分の中で納得できる数字を残す」という3つを挙げており、その中でも特に自己評価が厳しい彼にとっては第三の条件が最も難しい

 柳田は妥協を許さない性格であるため、来季以降は「引き際の美学」と「40歳現役」という二つの目標の間で葛藤が続いていくことになる

「線引きが分かりやすいし、モチベーションになる」と語る柳田の前向きな言葉には、自信が透けて見える

 柳田悠岐選手のオフシーズンの過ごし方は実に充実しており、選手としての意識の高さが伺えます。故障に悩んでいた彼が、自己評価を厳しく持ち続けながらも現役続行に向けて精力的に取り組む姿勢は、若い選手たちにも良い影響を与えるでしょう。彼のようなスラッガーがプロの舞台で結果を残し続ける姿は、ファンにとっても励みになります。
キーワード解説

  • ウエートトレーニングとは?:筋力や体力を強化するために行うトレーニングで、筋肉を効率的に育てるための重要な運動です。
  • スラッガーとは?:ホームランなどを打つ能力が高い打者のことを指し、特に長打力に優れた選手を表現する際に用いられます。
  • 引き際の美学とは?:退くタイミングを美しく、潔く行うことを重視する考え方で、特にスポーツ選手の現役引退において重要視される価値観です。

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