中西聖輝投手、明治神宮大会で圧巻の完封劇を披露

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中西聖輝投手、大学生活を華やかに締めくくる完封劇

中日ドラゴンズがドラフト1位指名した青山学院大学の中西聖輝投手(4年・智弁和歌山)は、19日に神宮球場で行われた明治神宮大会大学の部決勝で先発登板を果たし、立命館大学打線から17三振を奪う圧巻のピッチングを披露しました

最終的には2安打完封で試合を終え、学生生活最後の大会を優勝で飾ることができました

見事な奪三振ショー

中西投手は、8回1死から5者連続奪三振という驚異的なパフォーマンスで試合を締めくくり、青学大を史上6校目の連覇に導きました

試合後には「全球集中して投げられた」とコメントし、学生生活最後の大会にかける思いの強さを伺わせました

試行錯誤を経ての成功

中西投手は大会初戦・仏教大学戦で経験した滑り止めのロジンの不具合を教訓に、中2日の間で手の乾燥を利用し、完投を果たすための準備を整えました

威力のある直球や鋭い変化球を低めに集め、相手打線を封じ込めました

観客の前での達成感
高校時代の2021年夏の甲子園を制覇した経験を持つ中西投手ですが、大学の大会での完投による日本一達成は初めてです

この日は5000人の観客の前で投げ抜き、「達成感もあふれてきました

頑張ってよかった」と語り、ガッツポーズをみせました

明治神宮大会では3年、4年の連覇を達成し、全日本大学選手権では2年、3年時に制覇

東都リーグでは史上3校目の6連覇にも貢献するなど、常勝チームのエースとしての経験が今後のキャリアに大いに役立つことが期待されます

中西聖輝投手の完封勝利は、技術だけでなく精神的な成長も示しています。勝ち続けることの難しさと、そのために努力を重ねた結果が実を結んだ瞬間と言えるでしょう。彼の今後のプロ野球での活躍が楽しみです。
キーワード解説

  • 明治神宮大会とは?全国の大学が参加する野球の大会で、学生たちがその年の集大成をかけて戦う重要なイベントです。
  • 奪三振とは?投手が打者を三振に仕留めることで、試合においてピッチャーの圧倒的な支配力を示す数字であり、攻撃側にとっては厳しい状況を意味します。
  • 完封とは?試合中、相手チームに一点も得点を許さずに試合を終わらせることを言います。投手にとって極めて名誉な成績です。

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