西武ライオンズ、外国人選手獲得に向けた新たな海外戦略を発表

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西武ライオンズは2025年11月20日、外国人選手の獲得と育成を目的とした「西武ライオンズ海外戦略」を策定したことを発表した

この戦略では、今後のNPB(日本プロ野球)での活躍が期待される外国人選手の発掘と育成を強化するため、外部パートナーとの連携を図る

戦略の内容

この新たな戦略では、アジア各国とのネットワーク拡大を目指し、独立リーグの佐賀アジアドリームズとの業務提携を行った

これにより、アジア各国で有望な選手の情報を入手し、スカウティングを強化していく

さらに、ドミニカ共和国を中心に中南米地域におけるスカウティングの強化を図るため、2014年に在籍していたアブナー・アブレイユ氏との国際スカウト業務契約も締結した

初の国際選手契約

また、スロベニア出身のカルロス・トーバー選手とウガンダ出身のチャッゼ・フレッド投手、イサビレ・ムサ・アゼッド投手とも2026シーズンの育成選手契約を結び、NPB球団として初めてスロベニアおよびウガンダ出身の選手を迎え入れることになった

背景と期待

近年、世界各地で野球の競技人口が増加し、高い能力を持つ選手が次々と登場している

この背景を踏まえ、西武ライオンズは「西武ライオンズ海外戦略」の推進によって、国や地域を超えた有望な選手を見つけ出し育成することで、日本の野球界全体の発展に寄与することを目指している

球団側のコメント
広池浩司球団本部長は、「佐賀アジアドリームズとの提携と新たに加わる選手たちを通じて、野球を世界のメジャースポーツにする夢への第一歩を踏み出せたと考えています」と述べ、選手たちの成長と母国への影響を期待している

アブレイユ氏が中南米から選手をスカウトすることで、確かな成果を上げることへの期待も語られた

今回の西武ライオンズの新たな海外戦略は、独自の道を切り開く可能性を秘めています。特に野球が根付いていない国からの選手獲得は、国際的な視野を広げる試みとして注目です。今後の発展が非常に楽しみです。
キーワード解説

  • スカウティングとは?選手を発掘するための調査や分析を行うプロセスのこと。
  • 育成選手契約とは?プロ野球球団が選手を育成する目的で結ぶ契約のこと。
  • NPBとは?日本プロ野球の正式名称で、日本で行われるプロ野球リーグのこと。
  • 業務提携とは?企業間で相互に協力し合う取り決めのこと。

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